明治大学法学部の現代文【大学入試現代文analyze㉟】
前回の分析
〇マクロ分析【設問構成など】
・文章の種類
大問1 : 評論
大問2 : 評論
・設問別分類
・設問数
・【分析】
①選択肢・空欄補充中心の問題構成。
②設問数は22題で安定している。2023年の大問2は問10までだが、解答数は11問。
③漢字・語彙の問題が多い。4割以上の問題が語彙関連の年もある。
④その他は「漢文」の知識を要する問題。2023年は出題されなかった。
〇ミクロ分析【文章/設問の分析】
<文章>
・大問1
・大問2
【分析】
・文章量 : やや少ない~標準的
→ 合計して6,000~6,500字程度の字数。空欄補充や知識問題が多いので、そこまで時間のプレッシャーはない。
・文章の傾向 : やや古め
→ 法律文は文語調のものもあり、やや古い文章を読む機会が多いことを見越しているのだろうか。意図を強く感じる文章選定である。
<設問>
【空欄補充】
文章内容のみならず知識事項も聞いてくる問題が多い。
【選択肢問題】
・内容一致問題が必ず出題される。
・基本は定義語換言。
【その他】
・抜き出し問題が多い。分からなければ後回しにしよう。
・文学史は標準的な問題。取りこぼしたくない。
・語彙の問題も頻出。語彙力大事。
〇対策法
・想定時間配分
試験時間:60分(現代文×2+古文)
→現代文45分目安。
・解答作業について
抜き出し問題に「ハマらない」ことが大事。先述したが、分からなければ後回しである。
・タテ?ヨコ?
タテ(過去問を古い年度まで掘り下げて実施)でいいだろう。設問もそれなりにクセがあるので過去問を解いて慣れておくことをおすすめする。
以上。次回は明治大学商学部の分析です。
よろしければサポートをお願いします。日々の制作の励みになります。