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noteで学べるシステマ講座 第76回「断食について Part3/3」

noteで学べるシステマ講座 第76回
「断食について Part3/3」

生徒の体験談3 断食と古傷

ミカエル:ではまた別の人に断食の経験について話してもらいましょう。彼は事故で怪我をした過去があります。

生徒1:今までさまざまな断食を試してきました。ある時、5〜6日ほどの長めの断食をした時に、頭痛がし始めたのです。それがちょうど、事故で怪我をした部位のあたりだったのです。だから断食をする際に自分の古傷や病歴も踏まえたうえで、断食の期間を考える必要があります。無計画にやるのはよくありません。

ミカエル:何も考えずにしてはいけないということです。彼の場合は頭痛として出てきましたが、断食したことによって、より深いところに潜んでいて身体の痛みや怪我が表面化するのです。なので、自分の身体の傷歴や病歴を知っておかなければ、それを悪化させてしまうこともあります。

繰り返しになりますが、断食にはそのための準備がとても重要です。心の準備、やり方の準備、知識がとても必要です。大きな怪我や病気をしたという経験を変えることはできません。それが心理や身体の中に残るため、悪化することもあります。辛さのあまり喜んで死を選んでしまうような、自己破壊となることもあるでしょう。ですから、安易な断食は禁物です。自分の状態を知り、やり方を学んだ上で取り組まなければいけません。

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