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noteで学べるシステマ講座特別編/ヴラディミア・ヴァシリエフ「ウェポンの戦略」テキスト版Vol.3

2021年3月開催トロント本部オンラインコース「ウェポン・ストラテジー(武器の戦術)」より、初日の模様をテキスト化。

Vol.1 Vol.2

2021年3月開催トロント本部オンラインコース「ウェポン・ストラテジー(武器の戦術)」より、初日の模様をテキスト化。

対ナイフの動き方

ヴラディミア:今度はナイフに対して、自分をどうやって守るかということについてです。ナイフで切られても、手で押されるのと同じように動くべきです。手で押される時は自然に動けても、相手がナイフを持った途端にそれが消えてしまいます。もちろんより危険な状況ではありますが、精神的な抵抗が自分に対して生じるのです。もちろんナイフに対してより注意して動くようになりますが、自然で同じような動きであるべきです。あまりやりすぎると特定された動きになり、自然な動きを壊してしまいます。

パートナーがいない人は、立ったり寝たりと上下してみましょう。それをナイフと持った場合と持たずにやる場合の二通りを試し、どちらも同じような自然さでできるようにしてください。

パートナーがいる人はパートナーをプッシュしたり、掴みかかったりします。そこにナイフの攻撃も織り交ぜてください。それらに対してすべて同じように動けるようにするのです。しかし練習でナイフが出てくると、全く違う動きをしてしまいます。それは頭の中に何かスイッチが入って、違うことをしてしまうからです。動きは同じになるべきです。素手の動きとナイフを持っている腕の動きが同じになるはずです。1人で練習する場合は、ナイフを持っていない時の動きと持っている時の動きを比較してみてください。

柔らかさの源

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