誰得!?妄想オリジナルラブストーリーズvol1.3(ちょんまげ実)

※このストーリーは完全に伊藤の妄想によって構成されています。
登場人物や建物や団体などは聞いたことあるのが出てきますが、一切関係ありません。私で書いてくださいと依頼があればいつでもホイホイ書きます。
この妄想オリジナルストーリーはSHOWROOMの配信中にちょんまげ実氏とのやりとりがあって完全ノリで書いてるのでご了承ください。
大体いつもこんな適当なこと言ってますゆえ。
最終章です。

まげ実とのLINEのやりとりも手慣れたもので、今日起こった些細なことから、人には話にくい仕事の相談まで多岐に渡った。
自然と嫌な感じはせず、毎日まげ実とのLINEのやりとりが生活に豊かさをもたらしていた。
あの終電で帰った日から、まげ実にはあっていない。
仕事が忙しいから、というわけではなく。
あってしまったら、終わるかもしれない。そんあ不安が片隅あったからだ。

冬に差し掛かった12月頭、まげ実からいつもと違うLINEがきた。

まげ実 110さん。今年ももう終わりますね。
まげ実 久しぶりに飲みに行きませんか?

まげ実からの誘いに胸が踊った。その後すぐに、不安が襲う。
この関係は”友達”なのか?それとも”異性として見られているのか”
そんな葛藤の中、LINEを返した

伊藤  じゃあ、今週の木曜はどう?
まげ実 ちょうど休みです!偶然!
伊藤  ラッキー!じゃあ大阪でいい?
まげ実 今度は私が滋賀に行きますよ!

どうしよう。滋賀に店なんてない。
そんな事はないが大阪みたいに小洒落た店なんて数えるほどしか・・・
そうだ、自分の店があった。

伊藤  じゃあ、僕の店でもいいですか?
まげ実 いいですね!一回行ってみたかったんです。

不安とはなんだったのか。と思えるほどあっさり約束できた。
私の中で、言うか言わないかその2つがあった。

まげ実に気持ちを伝えるか。
もしくはこのままの関係でいるか。

当日、夕方ぐらいに滋賀の駅についたまげ実を車でむかえ。
「地産地消ダイナー110」へと向かう。
車と言っても高級な車ではなく、仕事にも使える軽自動車。
男としてはかっこいい物ではない。
でもまげ実は

まげ実「いいですね〜コンパクトな車。エコですよね〜」
伊藤「そう?やっぱり男は外車でズンドコじゃないとかっこ悪くない?」
まげ実「そんな事ないですよ〜。車なんて動けばいいと思いますよ〜」

こういう感性が同じ。それが僕の背中を後押しした。

店に入って、ご飯を食べる。
一番人気の地産地消ワンプレートディナー。
高くもなく、安くもない。それがウケた理由でもある。
美味しそうに食べる顔を見ると、こんな店でもやってよかったなと思えた。

一通り食べ終わったあと、まげ実がふともらした。

まげ実「110さん相談があるんですけど、」
伊藤「何?どうしたん?急にあらたまって」

ドキッ

まげ実「私・・・結婚しようと思ってるんです」

真っ白

伊藤「そうなんや。相手はどんな人なん?」

覚えてはいない

つらつらと喋るまげ実との会話は一切頭にはいってこなかった。
気づかなかった自分が恥ずかしくなった。
まげ実の話を「うん、うん」と聞いて、
答えをだした。

伊藤「でもそんなに好きなら結婚したほうがいいよ」
まげ実「やっぱりそうですか!」
まげ実「私結婚します!110さんに相談してよかった〜」

相手の気持ちを尊重することを選んだ。
自分の気持ちを伝えることに意味はない。そういう判断だ。
ただ、幸せになればいいな。
最後のほうはそんな気持ちにさえなれた。

まげ実を駅まで送り。じゃあねと手を上げ。
車を家まで走らせた。

いつもの帰り道を無音で走る車内。
色々な事が起こりすぎてもう何も考えてなかった。

家に帰って、明日のスケジュールを確認した。
俺には野菜がある。

また次の季節に向かって走り出した。

第3章〜完〜

※基本3部構成にしていまして、受注制でやっていこうと思ってます。
クライアントの要望をなるべく入れながら書いてます。
バッドエンドかグッドエンドかは選んでいいですよと「まげ実」に聞いたところ
伊藤さんに任せますという事なので、今回はバッドエンドの方にさせていただきました。


出演と依頼をしてくれた「ちょんまげ実」さんありがとうございました。

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