服装と合わなさすぎるという理由でRotationを留守番させ、ナショジオの2wayに三脚を据えて持ち出したがこれは失敗だった。
やはりあのバッグはリュックがメインなのではなく、基本はショルダーで使うものとして設計されているのだろう。だとしても長時間背負っていると負荷が大きいリュックなんて価値はなさそうだが。

当然の如く朝はスロースタートだったので、開園に間に合うように予約した車は時間を変更し着いたのは昼過ぎ。
紅葉の見頃は終盤で綺麗な葉は残っていないと思っていたが、探せば案外見つかるものだ。これで風がなければ文句なしだった。

まあ良い、今回の目的はライトアップなので昼間は適当に撮りつつ下見をするのが最重要任務だ。
そんなわけで歩き回ったがライトアップの時間まで2時間近く時間が余ってしまった。リュックを下ろしたかったのもあり、芝生に座って行動食をつまむ。それでもせいぜい10分。

仕方ないので寝転がって少しばかり仮眠を取った。芝生に寝転ぶなんて久しぶりだが、あいにく雲が増えてすぐに冷えてきてしまったのが心残りだ。
そういえばジャケットの後ろに芝が残ってないか確認してなかったな。

ライトアップされると見頃を過ぎていても風景としては撮り応えがある。できるだけ水鏡になるようにシャッタースピードを稼ぎたかったので、ハーフNDは向きを変えて2枚差した。
ハーフタイプのデメリットは周囲の強い光が反射して写りに悪影響を与えること。それを今日嫌というほと味わった。8分露光してフレアが出るとさすがに萎える。

思っていたほど寒くはなかったが、人はこれから増えてくることを考えるとこれ以上粘っても同じようなショットを連発するだけだろう。
こういう時は場所を変えるしかない。三脚を使えるのはここだけだったが、以前来たときに三脚を使わなくても数秒なら露光できるポイントを見つけていたので池にせり出している飛び石へ。

石の上にカメラを置いてシャッターを切る形になるので荷物の量もあって撮りづらい。ファーストショットはフォーカスリングに触れてしまっていたようでピンボケになってしまった。

今回も量はそこまで撮っていないが、全体を見れば満足できるものが多い。車を借りたことで6000円くらいかかったが、駅から出てくる人の数を見てこれも正しい出費だったと思えた。
家を出る直前までは億劫だったが、今日は当たりの日だと言っていいか。