2022/02/23 Wed
行くあてが直前までなかったが、Googleマップに行きたい場所リストを作っていたことを思い出してチェックした。
そういえばよみうりランドの隣に植物園があった、ということで今日の目的地はHANA・BIYORIに決定。イルミネーションもやっているようでレンズの選定に少々迷ったが、X-Pro3には35mmと18mm、GFXは2本のレンズ両方を持っていくことにした。
結論からいえばGF35-70mmは不要だったし、園内ではXF35mmも使わなかったのでGF120mmとXF18mmF1.4だけあればよかったのだが身体への負荷はそこまでだったので今日のところはまあ良いか。
それよりも今日は寒さの方がひどかった。いや、正確には末端冷え性か。インナー・アウター両方の手袋を着用してもどんどん冷えていき、イルミネーション前に屋内に退避しなければならなかった。
もっともボリュームがそこそこなので、夕方までにひとしきり歩いて撮り終えてしまったということもあるが。
今回は三脚を持っていかなかったが、こういう写真を撮るときはやはりないとしんどい。ファインダーに入った時には既に着水しているので、カメラを固定した上で実際の水滴の動きを見てシャッターを切る必要がある。
やってみて良かったのは手持ちで案外撮れたという手応えで、三脚があればしっかり撮れるという実感が得られた。ISOを2500まで上げることで1/2000でシャッターを切れたが案の定ノイズは気にならない。
花手水で日陰になっていたが、日向だったらもっと低感度で撮れるだろう。
敷地を2周くらいしていてもう撮るものがない、と思っていたが水があるとそれだけで粘って撮ることになる。X-H1だったら極力ISOを上げないようにと露出設定に時間がかかったり、最終的に同程度のISO感度になって出来に満足できなかったりしたと思う。
1/500でどんなもんかとシャッターを切って結果を見て、じゃあこれくらいと躊躇いなくISOを上げられた。
花よりもそれ以外を撮っている時間の方が長かった気がする。今回は何となくEXIFの情報を載せているが、これは普段GFXで動体を撮らないため。
使ってみるとわかるがコントラストAFのみでも案外撮れる。GF120mmもさすがのマクロレンズで開放から安心して使える。
ノイズの気にならなさを考えればアクアリウムはISO1600くらいまで上げてもう少し絞るか、歩留まりを上げるためにシャッター速度を上げれば良かったか。
GF120mmの唯一の弱点は口径食だが、F5までつまり2/3段絞れば気にならないくらいにはなる。なんか全部の写真がGF120mmでレンズレビューみたいになっているな……。
それでもこれだけ立体感のある描写をするのだから病み付きになるのも仕方ない。
フルサイズで明るいレンズを使えば同じじゃないか、と言われれば確かにそうなのかもしれないが、画素数やノイズ、ボケ方のトータルバランスでは間違いなくラージフォーマットに分があるだろう。
日没を過ぎてからはISO感度を盛れるとはいえF1.4の明るさには敵わない。今回はしっかりフィルターを持って行ったが、こうしてちゃんとイルミネーションを撮るのは今年度初だった。
このレベルの明るさかつ開放での描写性能を持つGF単焦点が出たら、という話は何回目になるだろう。X-H2が出ればそれでもISOを落として撮れるのだが、どうせならラージフォーマットでも残しておきたい。
こうして撮ったものを整理してみると、確かにボリューム不足感は否めないものの撮れ高自体は意外と満足していた。
とはいえ次に行くことがあるかというとそれは微妙なところだが。
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