合同会社 公共コミュニケーション研究所(河井孝仁)

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合同会社 公共コミュニケーション研究所(河井孝仁)

合同会社 公共コミュニケーション研究所は、地域における広報やコミュニケーション、スポーツ及び文化に関して研究を行い、その成果を広く伝えることで、地域の人々へ貢献することを目指しています 代表CEO 河井孝仁 ((博士(情報科学))

最近の記事

四月大歌舞伎千秋楽夜の部

歌六丈も米吉丈も夜の部には出演していないので、自力でチケットを確保。 結果として千秋楽になった。 三階の脇、しかも西なので、花道は全く見えず、舞台下手4分の1ぐらいは見えないが、もともとわかっていることなので、特にストレスもない。 三階正面席の狭い椅子の真ん中に座るよりは、余程よしとの心持ち。 まあ、幕見で、於染久松色読販 土手のお六・鬼門の喜兵衛の幕だけを見るという手もあるが売り切れの不安もあるので、これも、今回の選択で納得。 結果、二幕目、三幕目の所作事が、相当に素

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    • サンロッカーズ渋谷

      日曜日に青山学院記念館で三遠ネオフェニックスとのゲームを観戦。 中地区で大きくリードする首位のチームとのゲームだったが、観戦できなかった土曜に続き、互いに譲らない素晴らしいゲームに連勝。 チャンピオンシップシリーズへの可能性が生まれてきたことは、シーズン当初からは考えられない状況。 プレーヤーとしては、クレモンスがこんなに凄いPGだとは全く思ってなかった。 外国籍選手はセンターが多いが、渋谷はホーキンソンがいることで、有能なPGを獲得できたということだろう。 三遠ネオフ

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      • 神宮 対DeNA3連戦

        スワローズクルーデイということで、金曜土曜はビンゴゲームカードの配布。ビンゴの内容としては、二塁打とかセンターフライなどの多様なプレー。 しかし、ゲーム中にビンゴゲームのプレーをチェックするのはなかなか難しい。基本的にはゲームを見にくるというよりも、誰かに連れてこられた野球観戦にそこまで興味のない人向けのほうがいいのではないか。 クルーデイとすれば、それなりに野球観戦には慣れてるわけだろうから、果たしてという印象。 ビンゴゲームの結果自体は、QRコードからのネットで確認

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        • 友永雄人「三輪 神遊」

          国立能楽堂で友永雄人がシテを務める能「三輪 神遊」を観てきた。 能を観る方には、全く語られないところではあるが、私は歌舞伎の「妹背山婦女庭訓」を思い出す。 モチーフとしての苧環や、お三輪という存在は、明らかに、この三輪伝説を下敷きにしていることは明らかだろう こういうことを考えると、日本の伝統芸能における様々な共通言語という発想も芽生える。 脳の内容に戻れば、物語を引き出す存在としての「ワキ」に注目する。シテが中心だとしてワキがいなければ、物語が始まらない。地域におけ

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          ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ

          国立西洋美術館では初の現代美術家による展覧会とのこと。 コンセプトに興味があって出かけてみた。 実際に観覧すると、作品も作品として見応えはあるが、それ以上に「概念の展覧会」だという認識が強い。 それぞれの美術家は必ずしも国立西洋美術館にある作品をモチーフとして、自らの作品を構築しているわけではない。 既に亡くなっている辰野登恵子が「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」に直接応えられるはずもない。 そこでは、国立西洋美術館という「制度」をどのように

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          ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか…

          大吉原展@東京藝術大学大学美術館

          歌舞伎や浮世絵で散々出てくる遊郭、特に吉原がどのような仕組みになっているかについては、関心は抱き、時々調べてもいたが、今回、まとまった情報が得られるということで出かけた。 流石に情報量が多く、都合4時間近くを美術館内で過ごしたことになる。 そういう意味では吉原博物誌的な展覧会であると言えそうだ。 地理、沿革、構内図、システム。こう書くと冷たい印象かもしれないが、内容は濃密で、人の息が通っていることは確かだろう。 とはいえ、4時間でわかるわけでもないので、最近では珍しく図

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          四月大歌舞伎を歌舞伎座で

          双蝶々曲輪日記「引窓」を、梅玉、扇雀、松緑、東蔵で。 舞台は京都近郊、石清水八幡宮近くの八幡。 梅玉の所作がみごと。南与兵衛と南方十次兵衛を往復しつつ、生母ではない母の思いを汲み取り、十次兵衛という役人としてのあり方を、解釈した演技。 ちょっとした表情の変化や振る舞いが、そうした心情を十分に示して納得させる。端的にカッコいい。 松緑の濡髪も立ち姿から大きさがあってよかった。松緑はそこまで体格はよくないと思うが、役としての力だろう。 引窓による「時間の操作」として、この演

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          月岡芳年「月百姿」

          太田記念美術館の再開最初の展覧会は月百姿。前後期にわたって全ての作品を展示するとともに、水野年方などの弟子の作品も展覧。 月百姿と言いつつ、絵には月が描かれていないものも複数ある。 これらは、描かれた物語や人物に「月」が関わっていて、見るものの読み取る力を試しているようにも思える。 観覧してるなかで、「ああ、この作品は〇〇を下敷きにしている」「この部分は、別の作品からの読み取りが可能だ」等、想像力を刺激される作品が多くあった。 もちろん、謙遜ではなく、わたしなんぞは限ら

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          ハーフタイムショー@SR渋谷

          青山学院記念館での週末ゲームは1勝1敗。初戦は23点差を大逆転も、2戦目は2桁リードを守りきれず敗れました チャンピオンシップシリーズへの進出は、この敗戦で相当厳しくなったところ。 まぁ、ルカコーチの初年度かつシーズン当初の状況を考えれば、ここまで十分に成果はあげているのではないかと思います。 来シーズン、プレーヤーの年齢がやや高いことが不安ですが、ルカコーチの戦術理解が進めばCS進出は期待できるかもですね。 三遠ネオフェニックスの大野コーチ2年目を見ると、そんな期待もし

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          神宮球場

          ゲームとしては、打球が上がらない印象。 スワローズもジャイアンツもホームランがなかった。ホームチームのスワローズは強打者を揃えている印象だったが、塩見の打球もサンタナの打球も失速していた。 ところで、前の席の社会人たちが雑談をしながらゲームを見ていた。これは内野席ではとてもありふれたことで特に言うこともないはず。 外野戦でも応援に熱心な一部を除けば、そんなものだろう。 野球は社交に向いたプロスポーツだと思う。弊社もそうした意図もあってシーズンシートを購入しているわけでもあ

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          国立文楽劇場四月公演

          第一部から第三部までの通しで鑑賞 第一部は、絵本太功記「二条城配膳の段」「千本通光秀館の段」「夕顔棚の段」「尼ヶ崎の段」 切り場語りの千歳太夫が急病で休演とのことで残念。代わりに靖太夫が代演したが、そうなると「切り」ではなく「奥」になるようで、ふむふむ。 武智光秀(明智光秀)の複雑性を提示する作品。単なる悪役でもなく、もちろん善人でもない。 人が周囲の悪辣さから追い込まれていき、自らも悪性を獲得しつつ、生き死にしていく姿。 小田春永(織田信長)への反乱を決心するところで諫言

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          都をどりと京おどり

          五花街のうち、祇園甲部の都をどりと、宮川町の京おどりを梯子で観覧。 都をどりは祇園甲部歌舞練場、京おどりは宮川町歌舞練場が建て替え工事中のために京都芸術大学内の京都芸術劇場春秋座での開催だった。 同じ花街の春のをどり(おどり)でも、これだけ違いますよ、というとても対照的な公演だった。 都をどりは知名度も高く、外国人客が目立つ印象。井上流のきっちりした伝統が活かされていて、安心して見ていられる。 舞い手の芸舞妓はほとんど表情を崩さず、笑顔で媚びることもない。視線も宙にあり、

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          サンロッカーズ渋谷

          シーズン当初、新しいメンバー、新しいヘッドコーチということで、ケミストリーもシステム理解も不十分なまま、苦戦していたサンロッカーズ。 また、上昇しはじめたところでの田中大貴の怪我により失速気味になったサンロッカーズだが、ここのところ、やっとメンバーも揃い、ルカコーチの指示も理解できるようになって連勝している。 とはいえ、今日も下位に沈む京都に大苦戦。第3Q終わったところでもリードされ、第4Q前半も追いつきかけては引き離される展開。 ペイントへのペネストレイトを許し、オフェ

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          静岡ブルーレヴズ

          ラグビー リーグワンのゲームを静岡県磐田市にあるヤマハスタジアムで観戦。 三重ホンダヒートはD 1では力が落ちることから、レヴズにとっては勝点5を取れるか否かというゲーム。 とはいえ、ラグビーでは少ない下位チームへの取りこぼしもゼロではないことから、果たしてどうだろうかという思いで出かける。 ゲームは期待通り、3トライ差以上をつけることができた。12チームの変則総当たりという、奇妙なレギュレーションのなか、プレイオフの4位以内は流石に望みにくいが、上位6チームに入ることは期

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          神宮球場

          ほんとうに面白いチームというか球場だと思う。 東京ヤクルトスワローズ。今日のタイガース戦も明らかにビジターファンの方が多い。 開幕シリーズではドラゴンズでさえ、ビジター優位な印象。 結果として、ビジターファンの声援の圧に押されて、終盤ではリリーフ陣が悉く失点していく。 監督が救援投手について「怖がっている」と難詰していたが、救援投手個々の精神面の問題ではなく、この球場のありようが、そうした恐れを生み出しているのだろう。 そう考えると、こうした常態のなかで、スワローズがリ

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          印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵

          東京都美術館でタイトルの展覧会へ。 メディアの紹介では「アメリカの印象派」展という取り上げ方が多くされていた。 実際に出かけると、確かに今まで体系的に展示されてこなかった、アメリカ人作家による「印象派に影響を受けた作品」がそこそこの数、並べられていた。 しかし、全体的には、そもそもの展覧会タイトルである「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」そのままで、アメリカの印象派に限られたものではなく、モネ、ピサロ、シニャック、モリゾなどはもちろん、日本人作家の作品も5.

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          印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵