オウンドメディアの棚卸

行政広報や地域マーケティングにおいて、
オウンドメディアの棚卸を的確に行うことが必要だと考えてはいる。
メディアの分析軸としては、
発信者(情報提示者)側からは
プッシュメディア/プルメディア
に加え、
シェア容易メディア/シェア困難メディア
があり
受信者(情報利用者)側の視点としては、
発見(セレンディピティ)系/検索(探索)系
また、
新規情報取得志向/コミュニティ形成志向/双方向コミュニケーション志向/レピュテーション(レコメンド)確認志向/情報拡散志向
という分析軸も考えられる
オウンドメディアの棚卸においては、上記の分析軸を十分に意識し、当該メディアが、どのような位置づけになるのかを明確にしておくことが求められる
つまり、自治体が管理可能なメディアのうち
Aというメディアは
プッシュメディア・シェア容易メディア・発見(セレンディピティ)系・情報拡散志向メディアであり
Bというメディアが
プルメディア・シェア困難メディア・検索(探索)系・レピュテーション(レコメンド)確認志向メディアである
という分析による棚卸を行っておくことで
的確なメディア活用が実現しやすいということだ
ただし、この分析軸は一般論として行うのでは意義は小さいだろう。
あるセグメントαにとっては
Aというメディアは
プッシュメディア・シェア容易メディア・発見(セレンディピティ)系・情報拡散志向メディア であっても
別のセグメントβにとっては
プルメディア・シェア容易メディア・検索(探索)系・双方向コミュニケーション志向メディア として機能している
ことも十分に考えられる
端的に言えば、行政の公式Twitterは、あるいは行政広報紙は、セグメントによって、上記の分析軸におけるポジションが異なり、メディアとしての位置づけが違うということである。
さらに、このセグメントも性別・年齢のようなデモグラフィックなものでは不十分であり、どのようなライフスタイル志向であるのかという点に注目して
棚卸を行うことが有用だろう。

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