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Tシャツを着る

フランス語でいいなぁと、しっくりとはまることがあって、これはこの組み合わせ以外じゃあなかなかむずかしいよな、と納得してしまうことがある。

フランス人男性が”Parisien"とプリントされたTシャツを着ているときに。

友人のフランス人が東京に遊びにきて、そのTシャツをさらっと(しかもだいぶ体にくたっとなじませて)着こなしていて、これはもう真似できようがないんだなふむふむと納得してしまっていた。爽やかで清潔さもあり都会のリラックスした雰囲気がなんともいい。

こういうのって東京だとまずみあたらない。

Tシャツということだけあって、日本語だとあまりしっくりこないし、かといって  ”Tokyo"とか"Shibuya"とかアルファベットで土地の名前をつかうのもちがってくる。"Edokko"ならニュアンスは近くなるはずなんだけど、そんな気質なんてもちろん持ち合わせているわけはないので、着ているだけで、てやんでいと言われておいかけてこられそうだ。そんな目にはあいたくないですよね。

そんなわけで、東京にすむ男性が着るとしっくりとくるのはなんだろうなと、しばらくのあいだ考えている。

以前、パリの街を"Le Corbusier"とプリントされたTシャツをきて散歩をしていた(いったいなんでそれを買ったのかは覚えてないけれでど)。

歩いていると通りすぎる人たちが、よく笑顔でこっちを見て「Bonjour」と挨拶をしてきていた。パリの人たちはみんな気さくでいい人たちだな、と思いながらしばらく歩いていると、前から歩いてきた人が「Monsieur Corbusier !!!」といって握手を求めてきた。

ふむふむ。

❍外国人が日本のお土産屋Tシャツを着ているのはわりといいですよね

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