LIFE SHIFT 読後まとめ

・金融資産は資産の1形態に過ぎず、その他に生産性資産、活力資産、変身資産が重要性だと説いている。
・金融の資産運用は、分散を言われるけれど、これもそれと同じ金融のみの資本に集中投資せずに、その他の資本にも分散することが重要だということになる。
・日本版の初版が2016年で、働きかたの多様化が説かれており、その数年後にパンデミックが発生したことでここに書かれていることが大きく前進する結果になって現在に至るが、本書で考えられているより意外と早くこの変化は進んでいると思われる。
・またこの著書では、Z世代等世代に名前を付けるのはナンセンスになるとのことだが、他の部分では30代後半での結婚が増えるというような話もしておりやや矛盾している。また、ある事件(例えば東日本大震災)の経験は子供として体験するか、子供がいる状態で体験するか、子育ても終わった状態で体験するかによって受け取り方は変わるのはないか。
なので、世代に一塊の名前を付けるのはナンセンスというよりは、(そもそも世代は完全にあるところで線がありバチンと分断されるものではなくグラデーションとして成り立っているという前提のもと、)あるまとまった世代の
種類が多くなって共存するという状態の方が近いのでがないか。
・この著書では、30代後半くらいがエクスプローラーから再度の学び機会とされているが、自分はやや上だがほぼその年代の属する。
・またフォースターニングでは、歴史の周期は80年としているが、長寿化の影響は下記のようなことが想定できる。
 ・退場しないままの前世代によって、80年の周期が伸びていく。 
 ・前世代は退場しないが、意思決定権の世代は引き継がれる。
 ・時間に紐づいた年齢による区分に加えて、個人の状況に応じた変数の影響が比較的大きくなる。

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