nico

大好きなものに生かされ続ける人生を

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大好きなものに生かされ続ける人生を

最近の記事

体幹トレーニング(仮)

バスに乗っているとき、私が座っている椅子の隣でつり革にも手すりにもつかまらずに立っている人がいた。 しかも進行方向に背を向けて。 そのバスに乗っている人全員が思う、絶対にこける。 バスは右左折を繰り返し停車と発車を繰り返す、当たり前だ。 その度に全身に力を入れてバランスをとっているのがわかる。 まるでどこかの漫才を目の前にしているようだった。 そこまで揺さぶられるなら手すりを使ってくれ、と手元のスマホを操作しながら脳内は隣の動き続ける人に思考を向ける。 距離が近い私が思うの

    • 私を救ってくれたように、私も誰かを救えるように。

      中学生のころ人間関係に悩み、もがいていた。 クラスでの居場所が突如として消えた。 別に私は友達がいなくたって、学校とは勉強をする場であるのだから大丈夫 あの頃はそう思って生活していた。 というよりも、思いたかったのかもしれない。 こんな時、学校に行かないという選択肢も十分にあるのだろうが、わたしは一日としてこの事を理由にして欠席することは無かった。 ただ1日1日を同じように生きていく。 おかげで自分の心が壊れていくことに気づけずにいた。 平然を装っていた中で、少しずつ

      • わたしが映画館でひとりで映画を見る意義

        ひとり映画館デビュー わたしのひとり映画館デビューは2016年6月18日公開の「MARS~ただ、君を愛してる~」 当時わたしは15歳 ひとり映画館デビューとなった訳は単純で、この作品に繋がるドラマ版を見ていたのが わたしの周りには少なかったからだ それまでは家族や友達が隣に座って映画を見るのが当たり前だったことから 隣に人がいないことに少し寂しさを覚えたのは 開演前までのわずかな時間だった もっぱらひとり映画館 ひとり映画館デビューを終えてからは、リミッターが外れたよ

        • 映画『余命10年』

          わたしが『余命10年』が映画化されること知ったのはこの投稿だった。 この一枚の写真と2022年春に公開させることと監督と脚本、音楽が情報として提示されているのは私にとって珍しく感じた。 俳優陣は誰なんだろうか、と想像を掻き立てられた 主演が発表されたのは数週間たった頃。 このころ私は原作を読んだことも、どんな内容なのかも知らずにいた。 公開が近づくにつれて徐々に特報映像や場面写真が発信されるのに目を向けて少しずつ映画『余命10年』の世界に惹かれていた。 わたしが映画

        体幹トレーニング(仮)