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マニラを散策

こんにちは!
 先日、休日を利用してマニラに行ってまいりました。マニラといっても「メトロマニラ」ではなく、「マニラ」に行きました。なにが違うかというと、メトロマニラというのはマニラを含むマニラ周辺の首都圏のようなもので、私の滞在しているケソンも含まれます。メトロマニラをマニラと呼ぶこともあるようです。今回私が訪れたのはメトロマニラの中のマニラ市です。フィリピン大学ディリマン周辺からから車で20-30分ほど。今回はGrab(タクシーみたいなもの)を使っていきました。料金は片道380ペソ(日本円で約760円)でした。
 というわけで今回はマニラで感じたことを書いていきます。

ストリートマーケット

 マニラにはいたるところにストリートマーケットがある。日曜日ということもあってかマーケットはかなり賑わっていた。マーケットには衣類や食べ物、雑貨など様々なものが売っていた。物価もかなり安く、例えばバナナは1キログラムあたり35ペソ(約70円)、ビーチサンダル75ペソ(約150円)、衣類も50~100ペソ(100~200円)ほどで売られていた。また、値段は覚えていないが、生の魚も売られていた。
 道は狭く、かなり人が多いため、盗難には気をつけたい。そもそもあまり観光で行くようなところではなかったため、日本人というだけで少し目立ってしまう。しかし、中には私を韓国人と勘違いして、「アニョハセヨ」などと声をかけてくる人もいる。ちなみにフィリピンではKポップが人気らしい。

スモーキーマウンテン

 マニラのはずれにスモーキーマウンテンという場所がある。この場所はゴミが大量に投棄される場所で、そのゴミを売ることで収入を得る人が集まり、スラムと化した場所である。そんなスモーキーマウンテンに入ってみようと思ったが、入り口に立っている人に入ることを止められた。現在は部外者が簡単には入れないようになっていると考えらる。
 中には入れなかったが外の橋の上からスラムの一部だけ見ることができた。自分の中でのスラムの基準が少し変わった。ケソンにある貧民街やコミュニティがまだ良いほうだというように思えてしまった。中に入ってみないとわからないが、この場所の生活の水準はかなりひどいのではないかと思う。川もかなり汚れていて臭いもひどい。
 スモーキーマウンテンについて調べてみると「Smoky Tours」というものを見つけた。機会があればこのツアーに参加してみたい。
Smoky Toursのリンクはこちら、http://www.smokeytours.com/#home-1

老朽化した街

 マニラ市街地の建物はかなり古く、老朽化が進んでいるようであった。街全体が老朽化しているように感じられる。狭い道も多く、古くから栄えてきた街であるということを感じる。タワーマンションなどが建てられている場所もあったが、タワーマンションのすぐそばは古いままで混沌としていた。まだまだフィリピンが発展の途上にあるということを感じる。市街地を流れている川もかなり汚く臭いがひどい。大気の汚さを感じた。マニラは私の滞在しているケソンよりも大気が汚染されており、肺やのどに異常が出てもおかしくない。

 マニラの市街地を歩いていると西洋風の建築物を見かける。これはフィリピンが植民地として統治されていた時代の影響と考えれる。西洋風の建築物以外にも大規模な中華街もあり、様々な文化が入り混じっている様子が見てとれた。

ギャンブル

 市街地を歩いていると、紙幣を握った人々が集まっている場所があった。おそらく彼らはギャンブルをしていた。ルールはよくわからないが帽子とマスクをつけている人がこのギャンブルのホストのような存在。私の友人がこのギャンブルを撮影しようと携帯のカメラで録画していると、それに気づいた客がホストに報告。ホストが体格のよい男2人になにかしらの指示すると、その2人が私たちのところに来て、録画したものを削除するように言ってきた。おそらくこのギャンブルは違法で、彼らは外部にバレてしまうことを恐れていた。動画はその場では削除したが、そのあとでしっかりとその動画を復元。良い動画が手に入った。
動画のリンクはこちら。時間は12秒だけですが是非ご覧ください。
https://photos.google.com/share/AF1QipMXRN1dtaU3sVy5yDWPx36aoIc2svdul5oFcHjFr1W9erEUO6Wyz3aFJ-JNLN5lTQ/photo/AF1QipMW_zpzySYzY9F-T3-sMBhttidnafYxkkbIWel6?key=U0ZoYjZicVVsYjBfaDBFLWdXMllvLVItNlZFSDZB

貧困

 マニラの人々はとても元気に見える。しかし、そんな中にも貧困が存在していることを感じた。例えば、私は道路脇で1人で座っている子供を見かけた。彼はとてもやせ細っていて、目も虚ろ。身体も非常に汚れていた。1日中あの場所で座り誰かが物をくれるのを待っているようであった。実際に食べ物を渡している通行人もいた。私もお金を渡した。だが、食べ物やお金を渡すよりも、こうした貧困に苦しむ子供が出てこないようにするためにはどうしたら良いか考える必要がある。もちろん寄付などの助けによって目の前の命を救うことは重要であるが、より継続的で持続可能な方法を考え、根本の問題に向き合う必要がある。
 また、店や通行人に物乞いをしている老人も見かけた。自分で稼ぐことができず、家族もいない老人の生活は苦しいものになるのではないかと思う。
フィリピンにはインフォーマルセクターが多く、社会保障の恩恵を得られない人がたくさんるのではないかと私は思う。


 今回はマニラについて書いていきました。ケソンに戻ってフィリピン大学のアイセッカ―に、マニラに行ったことを話すと彼らはかなり驚いていました。現地の人でもマニラにはなかなか行かないようですね。インターンシップで来ているため、今回勝手にマニラに行ってしまったのは少し軽率であったかもしれませんが、貴重な体験ができました。本当はSmoky Toursに参加したいところですが、私の身に何か起きたらフィリピン大学のアイセックに迷惑がかかってしまうので、別の機会で行きたいと思います。いつか一緒にSmoky Toursに参加してくれる人を募集しています。また、これはマニラに行った後に知ったのですが、昨年11月に日本人が銃撃され殺害される事件があったそうです。たしかに、実際マニラを訪れてみて治安の悪さを感じました。窃盗事件も多数起きているようなので、マニラに行く際には十分に気を付けて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

See you soon!

#コラム #フィリピン #マニラ #貧困 #スモーキーマウンテン

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