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フィリピン上陸

こんにちは、ノリです!
私は今フィリピンのケソンシティにいます。上の写真は宿泊場所からの景色です。これから6週間フィリピンに滞在する予定です。6週間何をするかというと、インターンシップをしに来ています。現地の大学生とスラム街の母親たちで行なっているビジネスを手伝います。これから6週間、このビジネスについてや、生活していて感じたことなど、ここに書き連ねていきたいと思います。興味あれば是非読んでください!

初回はケソンの交通事情について書いていきます。

交通量

 まずフィリピンに到着して感じたことはとにかく交通量が多いこと。道路にはとにかく車が大量に走っている。夕方の渋滞は異常なほど。空港からアコモデーションまで普通なら1-2時間のところを4時間ほどかけて、現地大学生が車で送迎してくれた。現地人の運転はかなり雑で、平気で交通ルールを無視し、強引に車線変更する。大量のバイクも車の間をすり抜けていく。また、片側5車線ほどある道路でも地元の通行人が横断する。とても危険で、ケソンに近いマニラの交通事故死件数は毎年平均で400人ほど(メトロマニラ開発公社調べ)で、日本全体の交通事故死件数は2017年で164人(警視庁データ)であるため、フィリピン都市部の交通状況はかなり危険と言える。

公共交通機関

 公共交通機関としてはバスやタクシーがあるが、私が今のところ使っているのは「tricycle」といもので、下の写真がそれである。

3kmの距離をおよそ40ペソ(日本円で80円ほど)で目的地まで連れて行ってくれる。1度に5人まで乗車することができ、格安の交通手段である。ただ、ドライバーが英語を喋れるとは限らないため、目的地を伝えるのが若干難しいかもしれない。また、トライシクルの色などによって行ける範囲が変わってくるため、あまり遠くまで行きすぎると割高の金額を請求される。そして道路の交通量がかなり多いため、排気ガスが少し気になる。地元民でもスカーフを口に巻いている人が見受けられた。
 また、「Grab」というのも使用した。これは日本やアメリカでいう「Uber」のような配車サービスで、アプリをダウンロードして配車を依頼すると、5分ほどでドライバーが迎えに来て目的地まで連れて行ってくれる。料金は3kmで120ペソ(日本円で250円)ほどであった。tricycleより料金は高めだが、目的地はアプリで指定するため、確実に目的地にたどり着くことができる。また、車であるためより安心である。
 最後に「Jeepney」について。これはバスのようなもので、通る道や停留所は決められている。フィリピン大学周辺で運行している「Jeepney」は、色によって行き先が変わり、フィリピン大学内を回るものと、フィリピン大学の外に出ていくものがある。今回はフィリピン大学のキャンパス内で使用した。フィリピン大学は非常に広いため、生徒はこの「Jeepney」を使用して大学内を移動する。料金は先払いで「Jeepney」の色によって変わる。今回は9ペソであった。下の写真がJeepneyで車内は非常にせまい。

道路周辺の生活

 交差点で車が止まると、水などの物を売り付けに車に近寄って来る人々がいた。また、ものを売りつけずにただお金を乞う人もいた。彼らはインフォーマルセクターと呼ばれ、ちゃんとした仕事などではなく、非公式な収入を得ている人々で、貧民街のある地域ではよく見られる光景である。
また、高架になっている道路の下のスペースで作物を栽培している人もいた。そのスペースはおそらく公共のスペースで、作物の栽培は不法占拠となる。不法占拠について、フィリピンのスラム街はほとんどが不法占拠である。にも関わらず、政府によって強制的に退去させられることはないのか。日下渉さんの記事( http://synodos.jp/international/11993))によるとこの不法占拠は賄賂によって成り立っているそうだ。

まだ来たばかりでわからないことだらけですが、スラムの内部のことなど実際に現体験として伝えられたらなと思っています。よろしくお願い致します!


#エッセイ #コラム #フィリピン #交通事情


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