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四国から九州へ横断の旅  

今回(2022年4月)は四国を東から西へ横断し、最後は九州の阿蘇まで行った様子をお伝えします。

今回は季節も秋から春に変わっています。





1.前回の四国旅との違いは? 

前回は晩秋四国カルストから四万十川、足摺岬(柏島)と、四国を山から海へと南北に縦断するように移動しました。

四国カルスト 鶴姫平(2021年11月)
柏島 船溜まり(2021年11月)

それに、四国へと言いながら、実は香川県には寄ってませんでした。

そこで、今回は徳島港に上陸後、上の地図のように、ちょうど四国を東西に横断して、その延長で九州・阿蘇まで行ってみました。

四国も九州も、本当にきれいなところが多いです。


2.一日目

徳島から剣山(つるぎさん)へ

徳島港から剣山を目指して国道438号線を西に進むと、途中から酷道と呼びたくなるような山道となります。

下は、途中の村落の手入れされたしだれ桜です。映えます。

国道438号線のシダレザクラ
残雪の剣山山頂

剣山トンネルの手前で、左側に迫って来るのがまだ雪が融け切らない剣山。

まだ登山リフトは動いておらず、トイレ休憩のあと、向かったのがかずら橋が2本平行してかかっている「奥祖谷二重かずら橋」です。


奥祖谷二重かずら橋、賢見温泉

奥祖谷二重かずら橋(女橋)
急斜面に桜が満開

上は、奥祖谷の切り立った崖沿いの道で見た満開の桜です。

今日の目的地の一の宮海水浴場へ向かう途中で、日帰り入浴した「賢見温泉」(けんみおんせん)は溶存元素が多くて、そのためポカポカが続く不思議な温泉でした。


一の宮海水浴場

夕日を見るカップル
夕映え

行った日は、ちょうど真正面に夕日が沈み、それを見るカップルもいいアクセントになってます。
久しぶりの感動的な夕日でした。

翌朝の一の宮海水浴場

昨日のカップルが居たのが中央のスロープの上です。
朝は全く雰囲気が違いますね。


3.二日目

松山城

翌日は、松山城の開門(9:00am)に合わせるべく、高速道路で一気に松山城へ。

松山城は現存12天守の一つで、また小説「坂の上の雲」の舞台でもあり、うわさに違わずきれいなお城です。

隠門続櫓の石垣と桜
天守閣
狭間から下を覗き見た感じ
天守閣から西を望む

このあと、「坂の上の雲ミュージアム」、夕日で有名な「JR下灘駅」と大正時代に作られた芝居小屋「内子座」に寄ってみました。


JR下灘駅、内子座

内子座
内子座内部

内子座は途中で映画館に改装されたこともあったようですが、今は芝居小屋として復元されているとのことです。


佐田岬

ここを訪れる前、佐田岬はその細長い形状から道路の両側に海が広がるイメージでしたが、実際は険しい山々が続き予想とまったく違う半島でした。


佐田岬の山桜

またこの時期は山桜が満開で、こんな風景に出会えるのが車中泊旅のだいご味と言えます。

この日は佐田岬の伊方町健康交流施設 亀ヶ池温泉で日帰り入浴して、そのあと道の駅 「瀬戸農業公園」で車中泊しました。



4.三日目

原尻の滝

佐田岬のほぼ先端にある三崎港から大分県佐賀関港までフェリーで移動し、九州へ。
因みにこの国道九四フェリーはその名のとおり、国道と認定されています。

阿蘇に向かう途中で、日本では珍しい平地が削られてできた原尻の滝に寄ってみました。

原尻の滝

これは阿蘇山の造山活動でできたとのこと。確かに崖は柱状節理でした。


阿蘇山

阿蘇山に近づくとちょっと日本離れした風景が続きます。

外輪山が壁のように見える
山焼きされた阿蘇山

このカルデラ内の牧場を通って、2021年年10月に噴火した阿蘇山中岳が見える「阿蘇火山博物館」に向かいました。

下の写真で奥側の白っぽいのが中岳火口で、まだ噴煙が見えます。
手前の黄色い車が自分の車です。

阿蘇山火山博物館から中岳を望む
中岳を望遠レンズで撮影


高千穂峡

このあと、阿蘇山を東南に下って高千穂峡へ。

柱状節理でできた断崖に挟まれ川幅が狭くなったところに、真名井の滝がきれいな弧を描いて落ちています。

上流側からの撮影
柱状節理の威容
下流側からの撮影

このあと、東南に20分ほど走ったところにある日之影温泉駅で日帰り入浴して、その近くの道の駅「青雲橋」で車中泊しました。


5.四日目

阿蘇外輪山

この日の夕方、別府から神戸行のフェリーに乗船するので、再度阿蘇山を見て帰るつもりで北上しました。

左が阿蘇山、右が根子岳

外輪山の南側から見た山頂が特徴的な「根子岳」(右)と阿蘇山(左)です。

外輪山にある展望台

大観峰からはカルデラは勿論、先ほどの根子岳や阿蘇山が見えています。
この場面では北側から根子岳と阿蘇山を見ているので、先ほどとは位置が逆になっています。

中央が根子岳、右が阿蘇山

外輪山は大きすぎて一目では全容は分かりませんが、阿蘇山の後ろの方まで伸びているのが分かります。


別府

別府は、いたる所から湯気が上がってます。
その噴出孔や湯気の様子を「別府地獄めぐり」で見ることができます。

海地獄
反対側から見た海地獄
熱泥地獄

このあと、西大分港フェリーターミナルで下の「さんふらわあ ごーるど」に乗船し、今回の「四国から九州へ横断の旅」は終りです。


ここまで読んで頂いて有難うございました。


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