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早春の北アルプス、震災前の能登半島 

昨年(2023年)3月19日~21日(約一年後に能登半島地震で多くの方が亡くなり大きな被害を受けることになるとは・・・。)の2泊3日で雪を被った北アルプスを見て、その後能登半島を一周し、福井(九条谷、永平寺)にも寄りました。

今回の記事は、下の記事「初冬の北アルプス 車中泊旅」の動機付けとなった車中泊旅です。

1.何故、能登半島か  

天気が良ければ、能登半島から富山湾の向こうに北アルプスがよく見えることは前から知っていました。

3月19日から関西は快晴が続くとの予報を受け、桜咲く前でまだ残雪のある北アルプスが見られると判断して、急遽能登半島車中泊旅を計画しました。

前から行きたかった「千里浜なぎさドライブウェイ」や「永平寺」、「一乗谷朝倉家遺跡」にも合わせて立ち寄ることにしました。


2.高速道路と北アルプス

小矢部SAからは北アルプス(立山連峰と剱岳など)が白い壁のようにきれいに見えました。

立山連峰
剱岳

その後、小矢部砺波JCTを左折して能越自動車に入ると、今度はずっと北アルプスが屏風のように続きます。


3.富山湾の向こうに見える北アルプス

七尾氷見道路の灘浦ICで出て、向かった先の宇波漁港では北アルプスの全貌がきれいに見えました。

宇波漁港から見た北アルプス
上の写真の左端の灯台部分を望遠でアップ
背後の高い山は薬師岳と思われます。
小矢部SAからみえた剱岳が、宇波港からは邪魔な木も無くよく見えます。
残念ながら、雲がかかったままでした。

今日の車中泊地の「道の駅いおり」から、富山湾越しに北アルプスの夕景と朝焼けがきれいに見えます。

18:17 北アルプス夕景
6:02 北アルプスの朝焼け
左端は、北アルプスの北端が日本海に没する親不知子不知あたりです。
雁行、春はすぐそこに


4.能登半島を反時計回り

このあと、珠洲市経由で能登半島を反時計回りで巡りました。

輪島白米千枚田の木
日本海からの強い風を中央の木が体現しています。

この後、輪島の朝市でブリ丼を食べましたが、そのお店も焼失したと思われます。
残念です。

千里浜なぎさドライブウェイを走った時の動画をアップします。
(2024年2月28日現在、この道路は通行止めとなっているようです。)

砂の上を走るというのと、波打ち際を走るという初めての体験です。

このあと、道の駅「一向一揆の里」で車中泊しました。


5.朝倉家遺跡、永平寺

三日目は朝倉家遺跡と永平寺を見に行きました。
一乗谷朝倉遺跡はブラタモリで紹介されていて、気になっていた所です。

一乗谷の手前の道の駅に珍しい三連水車があったので紹介します。

道の駅一乗谷あさくら水の駅の三連水車
外の二つの水車で水を汲み上げ、小屋の水車に供給する。


武家屋敷らしからぬ朝倉氏屋敷門構え
貴族の屋敷を模していたようです。

この遺跡が城のような作りになっていないのは、一乗谷自体が天然の要害となっているためと思いますが、あの信長には通用しなかったようです。

家臣団の屋敷跡
各戸に桝形の井戸もあり、よく整備されていました。

永平寺は、山を越えた隣の谷にあります。

入口に向かう参道
研修会などに使われる絵天井の間
僧堂は修行僧の大事な修行の場で、一般の人は中を覗くこともできません
僧房を背に中庭を拝見-1
僧房を背に中庭を拝見-2
法堂に向かう階段

修行僧達(カメラを向けるのは禁止)は総じて若く、二十歳そこそこに見えます。

立派な建物やお庭もいいですが、多くの修行僧がこんな寒いところで世俗を離れて修行する姿を見て、立ち寄った価値があったと思いました。

このあとは、高速道路で一路自宅に向かいました。


ここまでご覧頂いて有難うございました。

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