On My Load第6話

第6話
マキはこの事について信じられない「オーマイゴット」と声を荒げていますが僕は一向にマイペースで楽しいティータイムを過ごしています。お腹も満足したし、午後一に、あの子への何時ものラブレターを書く事としますかね。と再びパソコンへと向かい今朝の返信メールを淡々と書き加えていく。この作業がある種カウンセリングの先生に成った気分で心が陶酔されていく快感がたまらなく心地良い。僕の脳下垂体からホルモンが分泌し嫌がおうにも思考回路は欲情する。あの子へのリターンエースを獲るべく単語・単語の端々に見え隠れする本心を探り当てながら賢者の石を探し出す勇者のように僕は文章の中を放浪しながら終わりのない呪文を解くことに専念する。答えに煮詰まると一度セーブするかのようにまた明日でメールを終わらせる。

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