On My Load第4話

第4話
午前十時三十分を回った頃、マキが帰ってきた。今日は雨の雫が幻想的よと午後からの街中ウオッチングコースを教えてくれた。変わり行く街並みの中に隠れたシャッターチャンスを求めて創作活動の一貫としてイマジネーションの栄養を与える機会としての大事な日課である。毎日同じ通りを歩いても決して同じ日はない。時計が一秒進むごとに切り取られる瞬間はまちまちである。お昼のチャイムが鳴り響く。さて、昼飯にするか。

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