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人生初の海釣りで「男のロマン」という釣果を得た話

自分の右腕一本で家庭を養い、家族サービスは怠らない。休日は気の知れたバンド仲間とライブハウスのステージに立ったり、愛車のバイクにまたがり釣りに出かける。

う〜ん、かっこいい。そんなライフスタイル、憧れちゃいます。
そんな男のロマンを体現しているクリエーターの先輩人生初の海釣りに行くことに。

率直にいうと、海釣りはすげー楽しかった。
だがそれ以上の成果として、「自分の好きなことで食ってくこと」、自分のやりたいことをやり通す「男のイカした生き様」を先輩は背中で語ってくれた。

その腕、世界レベル。イラストレーター山崎たかしさん

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山崎さんは、富山県の高岡市にて活動しているイラストレーター・似顔絵師。コミカルに描かれる個性的な作風と、独創的で鮮やかな色使いが魅力的。似顔絵の分野ではなんと世界大会で3位の実力! 

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似顔絵はLIVEだ

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山崎さんとの出会いは、僕が似顔絵師をはじめたばかりの頃、「県がお隣同士仲良くしよう!」と声をかけてもらったことがきっかけ。富山に行ったり、僕の地元の飛騨に来てもらったり、交流を繰り返し色々なことを学んだ。

その中でも印象に残っているのは、「似顔絵はLIVEだ。完成した似顔絵もちろん、似顔絵を描くまでの過程も楽しませたい。」と教えてくれたこと。

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似顔絵は待ち時間が苦痛だ。じっと座って完成を待つのは正直面倒。
しかし以前山崎さんに似顔絵を描いてもらった際には、「え!?もう描けちゃったんすか?」と言ってしまうほど、時間の流れを早く感じた。

「似顔絵の仕事はエンターテイメント。絵が完成するまでの過程を、どうお客さんに時間を忘れて楽しんでもらえるか。」そんな似顔絵に対する姿勢は、山崎さんから学んだものだ。

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また、バイクバンド釣り趣味も本気にやり通すスタイルに感銘を打たれ、僕自身も最近凝っている釣りにご一緒することになった。

ゴカイを解き放ち、キスを求める。

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海〜!もう最高! 内陸育ちは海を見るだけでやたら興奮します(笑)。
山崎さんの丁寧なコーチングのもと、キス釣りに挑戦。

「どりゃ!」海釣り定番のキモい餌「ゴカイ」を針につけて第1投!

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早速ヒット! フグが釣れる。海釣りにおけるフグは“嫌われ者”らしく、食えない、餌取られる、針折られるとイイコトなしの魚らしい。マナーが悪い釣り人だと釣り上げたフグをそのまま陸に放置しちゃうとか……。かわいいのに。

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そして第2投で本命のキスをゲット! どうだ!
キスは、食卓でも身近な魚。ふんわりとした舌触りと淡白な味わいの白身。天ぷらやフライにすると最高。お酒との相性もばっちり。

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その後、要領を掴んで、バンバン釣り上げていく。こんなに釣れちゃっていいのかな?(笑)
キスはもちろん、小さな鯛、よくわからん魚まで、川釣りの経験しかない僕にとっては、すべてが目からウロコ水を得た魚のように海釣りの世界に飲み込まれていく。

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山崎さんはイカを釣り上げる!
イカ釣りは「エギ」というエビのような疑似餌を動かす「エギング」という釣り方が定番らしい。いかにイカを騙し釣り上げるか。その駆け引きがたまらなく楽しいらしい。う〜ん、奥が深い…。

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その後僕は、テトラポットや岩の隙間に釣り糸を垂らし、魚を狙う「穴釣り」に挑戦。まるで宝探しをするかのごとく、魚が潜む穴を探し釣り糸を垂らす。釣果としてはカサゴをゲットすることができました!

釣った魚は現場で捌く

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今回の釣果は、キス17匹、カサゴ1匹。初めての海釣りにしてはまずまずの成果だと思いますがどうでしょうか?山崎さんのコーチングの賜物です。

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釣った魚は山崎さんが綺麗に洗い、丁寧に捌いてくれました。これは本当にありがたい! 魚って釣るのは楽しいが、捌くのは面倒です(笑)。

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キスはフライに、カサゴは塩焼きにしていただきました。キスは期待を裏切らない、安定の味わい。カサゴは初めて食べたんですが、意外と歯ごたえがしっかりした白身。すごく美味しかった。
何より自分で釣った魚の味は格別ですね!

「全員に好かれようとする奴は、誰にも好かれない。やりたいことをやり通せば必ず何かがついてくる。」

帰りの道中、山崎さんが言ったそんな言葉がすごく印象に残っている。仕事をしていく上で、どうしても苦手な人と付き合わなければなかったり、変に取り繕って全然楽しくなかったり。

釣り人にも気さくに話しかけたいたり、僕にもズバズバと自分の想いを語ってくれる山崎さんの姿は、どんなときも自然体。だから山崎さんの生き様に憧れるのだろう。

「自分のやりたいことをやり通し、自分の想いをしっかりと伝える」
一見ただのわがままに思えるが、決してそうではなく、その真っ直ぐな気持ち、生き様に人は心を打たれるのだろうと改めて実感した。

さあ、自分はどんなやりたいことをやり通し、どんなポリシーを持って生きていく? 自分だけの「男のロマン」を求めて、日々経験をしていきたい。


デザイナー / クリエイティブディレクター
竹本 純

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