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【就活生向け】上場ベンチャーの企業研究に使える!IR資料の読み方解説【前編】

注:本記事は、就活生向けの解説記事として、財務的考察を一部簡素化しています。

皆さんこんにちは!株式会社ツクルバ24卒内定者のkokiです!

突然ですが、「IR資料」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?

「なんだか難しそう...」「企業分析のために見ておいた方が良いと言われるけど正直よくわからない...」など、IR資料に対して苦手意識を持つ方が多いのではないでしょうか。

私もその一人でした。とりあえず選考中の企業のIR資料に目を通してみるけど、情報量が多すぎてどこに注目すれば良いか分からないし、難しい単語が多くて嫌になってしまう。
そうして情報の信憑性が一定担保されているIR資料から目をそらし、SNSやネットにある書き手の主観が大いに混じった「まとめ記事」を情報収集の主なソースとしてしまう...。こういったケースは少なくないでしょう。

しかし、IR資料の読み方をワンポイントでも押さえておくと、情報収集の幅がぐっと広がり、企業研究も今まで以上に進むと思います!
実際、私も就活を終了して、インターンを始めてからIR資料に触れるようになり、「就活生の頃にこれの読み方知っておけば良かった...」と心から感じた経験があります。

ということで今回は、株式会社ツクルバ 執行役員 CFO 財務本部長 門間 賢都(もんま けんと)にIR資料の読み方について解説してもらいました!「上場ベンチャー企業のIR記事の読み方」を弊社のIR資料を参考資料として用いながら、前後編に分けて解説していきます!
前編は「基礎編」として、「そもそもIR資料とは何か」や「大手とベンチャーのIR資料に違いはあるのか」について解説。
後編は「応用編」として。「上場ベンチャーの成長性や安定性を判断するためにはどこを見れば良いのか?」に焦点を当てて解説していきます!

本記事が就活生の皆さんのお役に少しでも立てると幸いです!

※後編「応用編」を先に読みたい方はこちらをどうぞ:https://note.com/tkrb_community/n/nf56c017d5725

では、早速始めていきます!

株式会社ツクルバ 執行役員 CFO 財務本部長 
門間 賢都(もんま けんと)
1991年生まれ。米ダートマス大学工学部卒業後、米スタンフォード大学大学院経営科学修士課程を修了。2015年、モルガン・スタンレー証券に入行。投資銀行部門にて、主にテクノロジー、メディア、テレコム業界の企業へM&Aおよび資金調達に関わるアドバイザリーを提供。2017年からはツイッター(現:X)のアジア太平洋地域財務責任者として、広告事業の戦略推進及び事業拡大に従事。2023年1月ツクルバに参画、同年8月より現職。

内定者:
企業研究をする就活生向けに、ツクルバのIR資料をもとに、「ベンチャー企業”のIR資料の見方を紹介する」という企画で、本日お時間いただきました。どうぞよろしくお願いいたします!

門間:
よろしくお願いします!

▼目次
・そもそもIRって?
・大手企業とベンチャー企業のIR資料に違いはありますか?

そもそもIRって?

2023年7月期通期株式会社ツクルバ決算説明会資料表紙

内定者:
まず初めに、IR資料とは何か?について教えて下さい。どういった目的で、どんな内容が書かれていますか?

門間:
大前提、IRとはInvestor Relationsの略で、投資家という特定層に向けたコミュニケーションのことを指します。
「小難しそう」というイメージを持つ方が大半でしょうし、実際にそうだと言っても過言ではありません。
ただ、実は上場ベンチャーのIR資料は大手のものと比べると分かりやすい、もしくは就活生の皆さんの企業研究などに参考になるものが多いと言えるポイントがあります。

さて、IR資料を開示する目的から話すと、「上場企業として求められているから」というのが直接的な理由ですが、投資家の皆様に有益な情報を提供することで、継続的に支援していただけるよう、IR資料にも様々な工夫を加えております。

企業が開示しなければいけない情報は大きく分けて5つあります。

①企業で決まったこと(決定事実)
②企業で発生したこと(発生事実)
③企業の決算情報
④企業の業績予想・配当予想の修正等
⑤その他の情報

資料としては、上記③に該当する、『有価証券報告書』や『決算短信』と言われるものなどがありますが、これらの資料は正直難しいし、理解しづらいです(笑)。

なので、学生の方々が就活のためにIR資料を読む場合には、基本的には『通期決算説明会資料』を見てください。
ただ、もっと企業や事業について理解を深めたいなっていうときは、『有価証券報告書』の「沿革」と「事業の内容」を読むと、その企業の歴史や事業の概要を知ることができるので、参考になるかと思います。

『決算説明会資料』と『有価証券報告書(沿革、事業の内容のみ)』の2つを抑えておいてください。

※有価証券報告書:
事業年度ごとに、企業が自ら企業の情報や経営状況について外部へ開示する資料。
※通期決算説明会資料:
企業が1年間全体における決算状況を説明する決算説明会で用いる資料。

大手企業とベンチャー企業のIR資料に違いはありますか?

内定者:
大手企業とベンチャー企業のIR資料に違いはありますか?

門間:
あります!違いとしては、ベンチャー企業のものは、「成長性」「戦略」を説明していることが挙げられます。

資料①:成長性|売/買両サイドの好循環による成長サイクル 2023年7月期通期決算説明会資料41Pより(成長性を説明している資料の例)

実は、これらは必ず開示しないといけない情報ではないんですよ。

ただ自社の情報を開示する機会が大手企業に比べて少ないベンチャー企業にとっては、元々は投資家向けのIR資料も、採用候補者、お客さまなど含めた一般の方に対して広くコミュニケーションするツールとしての役割も期待してつくっています。

ベンチャー企業は「今の財務を評価して株を買ってほしい」だけではなくて、「2,3年後、5年後、なんなら更にその先の姿を想像して買ってほしい」と思っているので、それらをアピールするための情報を含んだ資料となっています。

会社概要から、事業概要、今後の事業戦略まで入れているので、これを見たらその企業の「今」と「これから」が具体的に分かるようになっているんです。

大手企業のIR資料=投資家向け、ベンチャー企業のIR資料=投資家+一般の方向け(PRも兼ねている)というイメージを持っていただければ分かりやすいかと思います。

以上、前編では「そもそもIRとは何か?」と「大手企業とベンチャー企業のIR資料の違い」について解説をしていきました。
いかがでしたでしょうか!少しずつIR資料の輪郭がぼんやりと見えてきたのではないでしょうか。
後編ではもう少し踏み込んで、「IR資料を通した成長するベンチャーの見極め方」や「ベンチャー企業の安定性を判断するには」など、より実践的な話をしていきます。

以下のリンクからぜひご覧になってください!
https://note.com/tkrb_community/n/nf56c017d5725

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