自己学習計画をiPad Proとチケットツールで整理したら捗った 〜タスク洗い出し編〜
みなさん、
「アレをプライベートで事前に学習しておいたら、次のプロジェクトで使えるかも!!」って思ったことありますよね?
そうです、例のアレです。
1ヶ月前に思ったその【アレ】思い出せますか?
思い出せた方は、その【アレ】を忘れずに実行に移せていますか?
そして、【アレ】を計画的に効率よく進められているでしょうか??
今回は、プライベートな自己学習計画をチケット管理したら捗った話をします。
本記事は、前編のタスク洗い出し編です。
後編にはチケットツールのZenkitで計画・管理したお話をする予定です。
対象とする読者
■チケット管理の知識がある程度ある方。お仕事のプロジェクトをチケットベースで管理したことがある方。
■チケット管理の知識はないが、自己学習のモチベーションはあるが、うまく計画ができない方。
特に後編に関係してくる話となりますが、ITサービスのスクラム開発などでよく使用されるチケット管理の知識をベースとしてお話します。
チケット管理の知識が無い方は多少分かりづらいかもしれません。(それでも興味がある!という方は Twitter で聞いていただければと思います。)
自己学習こそチケット管理すべき
タスク洗い出しの作業に入る前に、「なぜ、プライベートの自己学習こそチケット管理すべきか?」という話をしたいと思います。
私が自己学習をはじめた最初の頃は、仕事でガチガチにチケット管理してるんだから、プライベートの自己学習くらいのびのびやりたーいって思っていました。
自己学習を続けるうちに、プライベートな時間をわざわざ使うのだから、効率良くキチッと成果を出して余暇を楽しみたいと考えるようになりました。
それから試行錯誤をした結果、自己学習をチケット管理するようになりました。
チケット管理すべき理由 1 学ぼうとしたことを忘れない
冒頭でも触れましたが、やろうとしたことを忘れてしまうことって多々ありますよね。特に「学びたい!」と思うタイミングは仕事中が多く、すぐ取り組むことはできません。業務に追われているうちに、やろうと思ったことすら忘れてしまいます。学びたいと思ったときに、すぐチケット化して残すことが大切です。
チケット管理すべき理由2 隙間時間を活用できるようになる
チケット化の基本は数時間でできる粒度までチケットを細分化することです。予め細かく分割されていることで隙間時間を活用できるようになります。ちょうど1時間空いたけど何しようかな?と思ったときにチケット一覧を見てスグ取り組むことができます。このスグというのが、自己学習においては特に大切です。自己学習の心理的ハードルを下げることが、モチベーション継続の秘訣です。
チケット管理すべき理由3 やった感!を出せる
達成感もモチベーション継続の秘訣です。細かいチケットでも、タスクを倒したことに変わりはありません。週末になんとなく自己学習したけど、何がどれくらい進んで、どんな効果が生まれたのか実感できなかった経験ってありますよね。チケット管理しておくことで、着実に前に進んでいることを視覚的に実感することができます。
想像してみてください、
早めに仕事が終わったある日。
「たまには自己学習やるかー」とPCを開くと、1ヶ月前に学びたいと思ったことが残っている。しかも1時間でできるチケットとして。
1時間ほどやりきった後に、チケットをDONEに移す。
ちょっと気持ち良く1日を終えられる気がしませんか?
自己学習をチケット管理することで、着実に成長できて仕事が楽になる未来を思い描けたでしょうか?
マインドマップでタスク洗い出し
自己学習の計画をするにあたって、最初にやりたいことを洗い出していきましょう。学びたいと思ったことを散発的にチケット化することも良いですが、1度は時間をとって学びたいことを整理しておくこととより深く計画的に学習を進めることができます。
タスクの洗い出しにはマインドマップが使えます。
マインドマップ作りにはiPadのアプリなど電子媒体がオススメです。
当然のことですが、アプリは紙と比べて物理的制約がありません。
紙の縁に悩まされることもありませんし、親ノードを移すときの子ノードも移す手間もありません。アプリには、こういった煩わしさが無いので考えることに集中できます。
私はマインドマップアプリにMindVectorを使用しています。
無料でそこそこ使用することができ、今回のタスク洗い出し程度の作業であれば十分に使用することができました。
マインドマップの完成イメージ
マインドマップの中心には、「2019年末までに学びたいこと」と期限を書きました。これを中心として、学びたいことを書き広げていきます。
今回のマインドマップ作りは次のように階層を分けました。
■ 分野
ex. iOS開発。サーバサイド開発。
■ ストーリー
ex. RxSwift習得。SpringBoot。
■ 大タスク
ex. RxSwift基礎理解、Tutorialやる。Spring基礎理解、サンプル作成。
■ 小タスク
ex. Observable理解、TutorialStep1。DIを調査、Controller層作成。
大タスクの以降は何層作っても問題ありません。
実際に作るマインドマップは下のイメージのようになります。層ごとに色分けをしておくことで、どのストーリーが深掘りできていないか視覚的に分かりやすくなります。
マインドマップ作りの流れ
マインドマップ作りは思うままに描き広げていけば良いというものですが、タスク洗い出しにおいてある程度のコツはあるので触れておきたいと思います。
コツを簡単に述べると、「ざっくりと概形を作り、階層間における飛躍や階層内でのMECEさをチェックしながら詰めていく」です。
1. 最初はざっくりと興味、関心、近頃やったことを書き出す。粒度や階層化は意識せず、思いつくままに書き出すことが大切です。アプリであれば、後から整理できるので無計画に進めてもいきましょう。
2. 数が出たら、似たものを集めグルーピングし分野を決めていきます。
3. 適当に階層を作っていきます。多少、階層間の繋がりが変になっても良いです、ストーリーとしてまとまりがあれば問題ありません。
4. 適当な階層化ができた段階で、階層間に飛躍がないかチェックしていきます。飛躍があれば、間を埋めるものを考えます。
5. 階層内でタスクの抜け漏れやダブりのチェックをします。特に抜けには注意してみてください。
6. 最後に、まだ理解が浅い分野においてはタスク洗い出しは難しいです。そんなときは、無理せずに「分野自体の調査」と「タスク洗い出し」のタスクを作っておきましょう。
以上の1〜6の流れを数回繰り返すと、大きなマインドマップができるのではと思います。
参考程度に私が今回作成したマインドマップを載せておきます。
全部で8分野・300ノード程のマインドマップとなりました。これだけマインドマップが大きくなるのであれば、分野ごとに分けて作成するのも良いかもしれません。ただ、私の場合は分野間で伸ばしたい力が微妙に関係する部分もあるため、1つのマインドマップにまとめ、全体を俯瞰できるようにしました。
後編では作成したマインドマップを元にチケットツールで学習計画を立てる方法についてお話ししたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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