まず、20年間続けられるというのは凄いです。
サラリーマンでも、今や20年間同じ場所に働き続けている人って、
僕ら世代より上くらいしかいないのではないでしょうか。
（年数的にもちろんそうなのですが、今後、転職や副業、起業が当たり前の時代において、サラリーマンとして20年続ける人はより少なくなってくるという意味）

結論、どれが一番刺さった？と聞かれると、難しくて、
結構フラットにどれも重要なことを言っているなと思います。
元々営業出身ということもあり、
前回読んだ「女子大生オナホを売る」がマーケティング系起業家だとすると、
こちらは営業系起業家ですね、間違いなく。

それを証拠に、販売場所は現場で探すのが一番、
ウェブや電話もいいけど、自分で現場を周り、
いいと思うスポットを探す、などなど、
著者自身の経歴によるところも大きいのでしょうが、
営業を経験している私からすると、そりゃ足で稼ぐのが、
人情って意味でも、力になってくれる人多いもんなーって、
身をもって理解出来ます。

最近、この手の本は、フランチャイズへの誘導性が強く、
これを読んだ人が自分もここのフランチャイズを始めたいな、
と思わせるような作りになっていたり、まさにフライチャイズを始める人に、
これを配ってんじゃないか、って思うような副マニュアル本みたいな
ポジションの本もありますが、
こちらの本はそれを横に置いといても、起業しようとする人には、
ここまで徹底して、
商品の精度を上げるとか、
日本一のメロンパンを作ろうとする意気込みとか、
お客様のことを徹底して考えるとか、
行列を作るような仕掛けを作るとか、
やらないと、成功しないよ？ってことを暗にいってくれている気がする。

メロンパン屋はやりませんが、バイタリティ溢れてるな、というのは感じ取れます。端々に関西のオカンを思い出すようなマインドセットがありましたw
うちのおかんも商売をしていた人なので、通じるところはあるんでしょうね。

「一言目が大事」とか、言霊を強く信じているので、
言ったことは現実になる、とかですね。