転職面接で社外の人に自分の会社を説明する難しさを打破するためには

久々に社外の人の採用面接を行いました。
最近は社内の昇進面接ばかりだったので、
他社の同レベルの人との差も確認出来て良かったです。

社外でも社内でも面接で確認している点は同じです。

①ロジカルに話せているか
②定量的に話ができているか

国語と算数ですね。

で、今回の子は話が長く、
数字の話もあまり出来ていないので、
不合格判定です。

社外の人に自分の会社の事を話すのって難しいですよね。
全く状況や環境、背景を知らない中で、
短時間で分かって説明しきらないといけない。

でもそれって、社内の人に、
問題の状況を説明して、自分はこうしたい、ということを話すのと、
話す型(テンプレート)は変わりません。

聞き手と共有されている前提条件や背景の情報量が少ないから、
社外の人には多めに話さないといけないのですが、
情報量が多過ぎる(細かすぎる)と、
今回の私(面接官)には、「話が長いな」と思われる。

では、どうしたら良いか?
最適な量を話し、十分相手に分かってもらう量ってどうしたらわかるのでしょうか?

それは、話す時の型(テンプレート)を使い、
これで話しますよ、とチャンネルを合わせることが一歩目。

結論を先に話す。詳細はその後話す。

第二の型(テンプレート)は、SBIで話す事。

Situation 背景、状況、問題
Behavior 本人が取った行動
Impact 影響、改善結果

そして、ここが重要ですが、
話や文章、単語の抽象度を相手のレベルに合わせる。

おなじ業界なら、業界用語を使っても通じるし、
業界が違うなら同じ業界の用語は使わない方が無難です。
その代わり説明を含めて、その単語はこういう意味ですよ、と言いながら、
その後もその単語を使っていく。

これは営業のトークスキルでもあるのですが、
このように話している抽象度を調整することで話していることを、
きちんと相手に伝わるようにする。

この抽象度が合わないと、話がかみ合わなくて、せっかくイイことを言ってても、その50%も相手に伝わらない場合もある。

で、適切な量に関しての一番強いTIPSは、
思い切って少なめの言葉(単語量や文章量)で話す。

これは勇気が要ります。
少なく説明すると、説明不足ですと思われたりするからですね。

でも、面接官は分からなければ、質問します。
なので、わざと少な目に話すことで、相手の興味がある所はフックがかかり、聞いてくるので、
「お、ここに興味があるのか」
「こういう人材を求めているのか」
「ここに問題があるのね、この組織は」
ってな具合に、金属探知機のように自分のアンテナを張り巡らせ、反応する方にどんどん掘り進んでいくイメージです。

面接で落ちる人ってのは、自分の話したい事やアピールしたいことだけをガンガン話して突き進むので、実はアピールしたいポイントがうまく伝わりません。それで、本当は合格水準にある能力を持っていたり成果を上げていたりしても、面接官に伝わらず、過小評価され、落とされるのです。

なので、せめて、自分がやってきた成果は100%伝えられるようになり、
それ以上に見せる方法もありますが、一旦は100%目指して、
伝えられるようになってほしいものです。

おさらいです。
①結論から話す
②SBIで話す
③単語、文章量を少なく話す
④反応のある方に掘り下げて話す

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