気がつくと私は、家族と共に混んだ在来線の車内にいた。今日は旅行に行くらしい。父から「ロマンスカー」と書かれた切符を受け取った。

何度か電車を乗り継いで知らない駅に着いた。
私たちは軽自動車に乗り換え、「ロマンスカー」が発着する駅まで移動した。

私たちは軽自動車でガタガタの泥道を移動した。私は道中で「今回もト◯タのディーラーの裏の駐車場に無理矢理止めるの？」と聞いた。すると父は「そこしか止める場所がないからなあ。」と仕方なさそうに答えた。

駅が見えてくると、そこから脇道に入り、トヨ　◯タのディーラーに向かった。目的の駐車場には、商品のト◯タ車の他に、私たちと同様旅行客のものと見られる車がびっちり止まっていた。
父は慣れた様子で車を隙間に止めた。

「ロマンスカー」発着の駅に着くと、そのホームにはバスローブを着た女性が10人ほど立っていた。彼女達の背景は色っぽいライトで照らさせていた。多分風俗。社員旅行ぽい成人男性数人が見事につかまっていた。

女性を横目に私たちは静かにホームの端っこまで来た。周りには誰もいない。

家族の沈黙を切り裂いたのは父で、母に対して「身なりをちゃんとしろ」だの文句を言い始めた。私は早く「ロマンスカーこねぇかな」と思った。

ロマンスカーが来る前に目覚めました。
ロマンスカーって何ですか？

（この夢を見るのは2度目なので、ト◯タのディーラーのくだりからは明晰夢的になってます。）