期待のプレーヤー(J1編)

1. 久保建英/FC東京


昨年は横浜・F・マリノスで経験を積み、J1のゲームスピードやフィジカルコンタクトに適応してきた模様。バルサ仕込みのボールスキル、抜群の視野の広さから溢れ出る創造性はリーグ屈指だろう。今シーズンは攻撃に加え、守備の意識の高さの向上が見られる。弱冠17歳ではあるがチームの攻撃の中心を担い、A代表まで登りつめるか。

2. 鈴木武蔵/北海道コンサドーレ札幌

持ち前のスピードを生かした裏への抜け出しからゴールを狙うストライカー。昨年は長崎で11得点を決め、得点感覚に磨きをかけた。今シーズン、3節終了時点で3つのゴールを奪っていることから調子の良さを伺え、ミシャサッカーへの適応もすでに見せている。本人は目標を15得点に設定しているが、それを大きく上回る予感を感じさせる。3月のA代表に選ばれ飛躍の1年となるだろう。

3.藤本憲明/大分トリニータ

JFL、J3、J2、J1と徐々にステップアップしてきた苦労人。抜群のシュートセンスを武器に常にゴールを狙う。豊富な運動量で前線からの守備も厭わない献身性も持つ。今シーズン大分の躍進の鍵となることは間違いないだろう。
甘いマスクの持ち主でもあり女性のファンが増えそうだ。

4.畠中槙之輔/横浜・F・マリノス

引退した中澤佑二に代わりマリノスのディフェンスラインを統率する23歳の期待の若手。身長184cm体重80kgのフィジカルを生かした激しい守備はもちろん、足元の技術もかなり高くくさびのパスを通したり、ロングボールを正確に蹴れることからビルドアップで非常に良さを発揮している。今シーズンは開幕スタメンを勝ち取ると、チアゴ・マルチンスと安定した守備ラインを形成。3月にA代表に初招集、これからリーグ屈指のCBに成長していく予感をさせる。

5.馬渡和彰/川崎フロンターレ

左右のサイドバックをはじめ複数のポジションをこなすことができる。豊富な運動量を生かし、試合終盤までスプリントを繰り返しゴール前に正確なクロスを供給する。またプレーの選択を直前に変えれるところはすでにフロンターレらしさを感じられる。不動のスタメンであったエウシーニョが移籍したことにより空いたポジションを同じく新加入のマギーニョと熾烈なスタメン争いを繰り広げる。

6.町田浩樹/鹿島アントラーズ

187cmの高身長に加え、利き足が左足とレア度の高い常勝軍団の若手CB。空中戦の強さや長いリーチから相手の懐にあるボールでも奪いきる守備力を持つ。また、セットプレーでのターゲットにもなれ、チームの武器になることは間違いないだろう。これまで主力を張っていた植田や昌子がチームを去った今、彼にかかる期待は大きい。秋田や岩政、植田、昌子と鹿島のハイレベルなCBの系譜を受け継ぎ世界に通用する選手になってほしい。

今回は上記の6選手を挙げたが、J1には他にも世界に羽ばたく可能性を持った逸材が多くいる。ビジャやイニエスタなど世界的なプレーヤーが参戦し盛り上がりを見せるJ1。スター選手だけでなく、これから活躍するであろうイチオシの選手を見つけ、シーズンを通して選手を追っていくのもひとつのサッカーの楽しみ方なのではないだろうか。

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