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【格安フライト】ベトジェットエアでインドのアーメダバードまで行ってみた


世界一周を開始して一か国目、普通ならば東南アジアに向かうであろうが、暑いところが嫌いな私は、いきなりインドに向かうことにした。

インドの12月~1月は乾季で雨が少なく、且つ気温もそれほど高くないと聞き、過ごしやすそうだと感じたため、日本からインドまでの航空券を色々と検索した。

インドの玄関口といえば、デリーやムンバイが代表的だが、それよりも安い行先を発見する。

グジャラート州のアーメダバードという街である。

ハートマークでしるされている場所がアーメダバード。インド西部にあり、大都市ムンバイに比較的近い

日本からベトジェットエアを使ってハノイ経由で片道20,000円~30,000円ほどの価格。

デリーまでのフライトと比べると、アーメダバードへのフライトはかなり安い。同日比で比べるとやはり5,000円~10,000円ほど安い

航空券代が高騰しているこのご時世において、インドまで破格の値段である。

LCCのベトジェットエアで日本からデリーまでのフライトは早期購入で大体30,000円~40,000円が相場である。

今回私が日本からアーメダバードまでのフライトのチケットを買い、実際に旅行した体験記をここに記したい。


購入したフライトの詳細

私の利用したインドまでのフライトは以下の通りである。

名古屋(NGO)9:25→ハノイ(HAN)13:35  VJ921
ハノイ(HAN)19:55→アーメダバード(AMD)0:05+1  VJ1925
※関空、成田、福岡からでも同様のフライトを購入することが可能

日本を朝出発し、アーメダバードには深夜に到着するスケジュールである。
私が購入したフライトの値段は片道約2万円ほど。

時間はかかるが、東南アジアや台湾へ行くフライトの値段とほぼ同じ値段でインドまで行けると考えれば非常にコストパフォーマンスが良い。

アーメダバードまでのフライト搭乗記

・名古屋(NGO)→ハノイ(HAN)のフライト

名古屋出発は9:25。2時間前の7:00頃にチェックインをする。
ベトジェットエアはLCCであるため、機内持ち込み手荷物は1個で、7kg以内に抑えなければ、追加料金が発生する。


中部国際空港からのハノイ行きベトジェットエア搭乗口。日本からベトナムまでの路線はやはりベトナム人の乗客が多い。


荷物を2つ持っていたので、どうにかして1つにまとめてからチェックインカウンターで無事にチェックインを完了することができた。

名古屋からハノイまでは6時間のフライト。座席はLCCということもあり、非常に狭いのは難点である。

身長身長183cmある私からして、かなり圧迫感を感じた。腰を前に少し出すと、すぐ前のシートにあたってしまう。


・ハノイでのトランジット

ハノイに到着した後、次のアーメダバードまでのフライトまで6時間ほど待つ必要がある。観光をするには少し時間が足りない。


ハノイのプライオリティパスで入れるラウンジ。フォーが食べ放題ですごく美味しい。

プライオリティパスを持っている場合は、国際線の搭乗者専用のラウンジを利用することができる。ベトナムの代表的なフォーが食べ放題で、シャワーも無料で浴びることができて非常に快適だ。


・ハノイ(HAN)→アーメダバード(AMD)のフライト

アーメダバードへのフライトの時間は19:55。19時頃にラウンジを出て、
搭乗口付近で待機をする。

周りは大勢のインド人ばかり。インドを感じさせる独特な香水の匂いや、飛び交うインドの言葉を聞いて、次第にインドに向かう気持ちが高まってくる。

ハノイからアーメダバードまでのフライト。機内はインド人ばっかりで、自分がインドに行くことを実感させられる。

ハノイからアーメダバードまではおよそ5時間。名古屋からハノイまでのフライトと同じく、座席の感覚は狭い。深夜の眠い時間帯にアーメダバードに到着する。

アーメダバード空港を利用するメリット



アーメダバードの町並み。外国人観光客にとってはあまり有名ではないので、飾り気のないインドの日常を垣間見ることができる。

メリット①航空券がインドの他の都市に比べて安い場合が多い

インドに行くとなれば、主にデリーやムンバイを拠点にすることが多い。
それらの都市と比べて、アーメダバードを目的地にした場合、同日比較で航空券が安くなる可能性が非常に高い。

私がインドへの航空券を調べていたとき、日本からアーメダバードへの航空券は、デリーやムンバイまでと比べておよそ2,000円~10,000円ほど安くなっていた。

インドを長期で周遊旅行をする場合や、できるだけ安くインドに行きたい場合は、ベトジェットエアでアーメダバードへ向かうことは非常に経済的で良い選択であるといえる。


メリット②悪い人がほとんどいない

世界三大ウザい国の一つとしてノミネートされいているインド。その要因に大きく寄与しているのが、観光客を騙そうとする詐欺師の存在である。詐欺師たちは主にデリーとアグラ(タージマハルがある場所)に集中しており、多くの観光客がデリーを観光の玄関口とすることに起因する。

しかし、アーメダバードはデリーから距離が離れており、外国人の観光客も格段に少ない。そのため観光客を騙す詐欺師に出会ったことは一度もなく、友好的で優しい人が多い印象を受けた。


アーメダバードの公園で仲良くなった現地の学生たち。

インドに行きたいが、躊躇してしまう要因として、悪い人に騙されること不安に思っている人が多い。したがって、徐々にインド慣れしていきたい旅行者にとって、アーメダバードは旅行の拠点とする空港として非常に良い選択肢の一つとなる。

アーメダバード空港を利用するデメリット

デメリット①SIMカードを購入するのが非常に面倒

デリーやムンバイは観光客が多いため、空港や市内で外国人観光客がSIMカードを購入するのは比較的簡単である。対して、アーメダバードでSIMカードを購入することはかなり難しい。

市内のスマホショップを訪ねて、SIMカードを購入する際には、

「インド人の友達を連れてきて身元を保証してもらえないとSIMカードは購入できない」

と言われ続けた。
宿泊している宿のオーナーにその旨を伝えて交渉した結果、最終的に宿のオーナーを保証人としてSIMカードを発行してもらうことができた。

私が宿泊した「CHARYANA HOTEL」オーナーにSIMカードのことを相談したら、色々と手筈を整えてくれた。感謝しかない。

日本からSIMカードやポケットWi-Fiを持ってくる場合や、インド人に友人がアーメダバードに住んでいる場合はこの限りではないが、

アーメダバードでSimカードを作成する場合は、非常に手間がかかることは頭に入れておく必要がある。

デメリット②空港泊には不向き

アーメダバード空港には深夜に到着するため、朝まで空港のベンチで寝て一夜を過ごそうと考えている人も多いと考えられる。ただ、このような空港泊をする点において、アーメダバード空港は非常に不向きであるといえる。

アーメダバード空港国際線ターミナル。綺麗だが、一度出ると中に入ることは一切できない。

まず、国際線の到着ロビーからいったん出ると、空港の建物内には一切入ることができない。

そのためいったん出てしまうと、国内線のターミナルまで移動をして、空港の外のベンチで一夜を過ごさなければならない。

アーメダバード国内線ターミナルの外にあるベンチ。いったん国際線到着ターミナルを出てしまったら、ここで時間を潰すしかない。手すりがあるので横になることができないのでゆっくり休むことができない。しかし、治安はそこまで悪くない。

私は空港の外で夜が明けるまで過ごしたが、空港の外のベンチ過ごすことを回避するためには2つ方法がある。

  • 夜が明けるまで国際線の到着ロビーから絶対に出ない・・・1⃣

  • 国内線のターミナル付近にあるsleeping potを利用する・・・2⃣

まず、1⃣ついて説明する。
到着ロビーから出ると再入場できないならば、国際線の到着ロビーからでなければよい。実際のところ、到着ロビーにはたくさんのベンチが並んでおり、空港泊をするのには比較的好ましい空間であった。また、飛行機利用者以外は立ち入りが許されていないので、治安も外と比べると格段に良い。

係員からすぐに到着ロビーから出るように指示された場合はこの限りではないが、何も問題がなければ到着ロビーの中で一夜を過ごそう。

2⃣については、国内線の到着ターミナルの横に有料のsleeping potが存在する。これは簡易宿泊所のようなもので、横になって寝ることができる場所である。値段は500ルピー~1,000ルピーほどするが(1ルピー=1.8円)、快適な空間で寝ることができるのは非常に良い方法であるといえる。
ベンチではなくしっかりとした寝床で疲れを取りたい場合は有料のsleeping potを利用することをおすすめする。

デメリットもあるがフライトの目的地がアーメダバードで良かった

航空券の安さからフライトの目的地をアーメダバードにしたが、結果としてこの選択肢は良かったと今は思っている。

良い意味で観光地化があまり進んでおらず、温厚で友好的な人が非常に多い。観光客を騙す詐欺師がほどんどいないので、無駄にインドのことを嫌いになる心配はほとんどない。

アーメダバードで交流した子どもたち。フレンドリーで人懐っこく、楽しい時間を過ごすことができた。

フライトの目的地を決めるときは、個々人の事情や好みに従って決めるのが一番良い。

アーメダバード空港の情報がほとんどなかったため、体験した情報をここでシェアをしたい。私の体験記が、今後インドを旅行する人に少しでも役立っていただければ幸いである。

Have a nice trip in India!!







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