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あいみょん『満月の夜なら』

 昨年リリースの1stフルアルバム『青春のエキサイトメント』が大きな反響を呼んだあいみょん。いまでは大型フェスへの出演が決定し、メディアへの露出が増え、日本における新たなポップアイコンの座を獲得目前といっていいだろう。
 そんな彼女のニューシングル『満月の夜なら』は、改めて高いソングライティング技術や音楽ルーツがたくさんつまった至極のラブソングだ。
 一聴して、耳に残るのは“心躍る 夜彩る 指が触れる”“甘いアイスクリーム 体温を上げる小さなスクリームが ラブリー 耳元を狂わすよラブリー”など韻を踏みながら描かれる官能的なリリック。そこには本人がファンを公言する小沢健二や銀杏BOYZらを彷彿させるワードが登場しながらもラップ調のフロウで軽快に唄われる。また70年代フォークとファンク、R&Bを邂逅させたアーヴァンなポップサウンドも心地よい。

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