朝の理想と、就寝前の現実
朝起きて、今日はあれと、これをやった後、これも片付ける。もし余裕があればこれも片付けておこう。そんな理想は一瞬で消えていく。やらなければいけない現実と、やれそうな幻想がYoutubeへ向かわせる。
たいして面白くない動画と、何十回とみた好きなアニメ動画。サムネとタイトルに惹かれ、あれよこれよと見ているうちに消えていく時間。時間だけならまだしも、朝の立派な決意も動画の再生時間と共に消えていく。
そういえばインターン先の社員さんが「自分は一日12時間働いている」と言っていた。決して誰かに言われた訳でも、誰かに強制させる訳でもなく勝手に働いている。普段の働きぶりを見ていて、おそらく本当だろう。
自分もそれぐらい働いて、生産性の高い仕事をしたらの。。。なんて夢を見ながら、また意味のない動画視聴を続ける。
「普段の生活で一番時間を使っているのはなんですか?」
「Youtubeですかね」
なんて言えなかった。「卒論やってます」これが見栄というやつか。さぼっている事なんて、一目瞭然なのに。
朝の決意はとても気持ちのいいものだ。これをしたらきっと自分はより高みへいける、と。
寝る前の思いはとても気持ちの悪いものだ。高い理想とは裏腹に、努力を怠り怠けていた、と。
このくだらない焦燥感とやり場のない気持ちを、後何度繰り返せばいいのか。いい加減この対して面白くない、何十回と観た動画を削除してくれないものか。
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