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【2023年公認会計試験論文合格発表】過酷な会計の戦場をHotなパイセンたちが照らしてくれる【noteご紹介特別版】

闘魂だ。今日は既存の物好きども(いつもありがとうございます)ではなく、新参者つまりNewbieたちに用がある。

今日は公認会計士試験の合格発表らしい、という噂をキッャチしたおれは、一刻も早く新人たちの心構えを叩き直すコンテンツを広大なインターネット世界に投下せねばならぬと体が闘争を求め、急遽自習室の粗忽なデンタク野郎のごとくキーボードを豪打し、これを書いている。

なお、今回は主に試験に受かったやつに対するメッセージだ。しかし、おれは試験の結果が残念だったやつのことも忘れてはいない。だが、それについて一回書いてみた結果、ただでさえ話が長いのに、輪をかけて何の話だかわからなくなりかねないボリュームになってしまったので、今は削除してある。

要点だけをシンプルに言っておこう。挑戦者に失敗はつきものだ。それこそが挑戦者の証だ。結果だけでなく挑戦者となったことに既に価値がある。その価値を認めないやつの正体はおまえの中のZAKOだ(元気があれば後日公開されるおれの作品を読め)。そいつを倒せ。以上だ。もしボツパートがどうしても読んでみたいという訓練されたもの好きがいれば、DMででも申し出て欲しい。

それでは本題に入ろう。

【編集部より】闘魂先生のテキスト量からとても信じられないかもしれませんが、今回はイカしたnoteクリエーターを紹介することが記事の趣旨です。よって、闘魂先生が苦手な方は、以下の目次より後半へカカッとステッポすることにより、素早くアツいnoteクリエーターたちへのリンクにたどり着けることをお知らせしておきます。引き続き、よろしくお願い致します。

闘魂広報局編集部

■ おまえは過酷な会計の戦場でOJTしろ

・おまえは戦場の入り口に立った

会計・・・それはつまりMoneyだ。BIGMoneyは人々の欲望と獣性を刺激し、血に飢えたWolfへと作り変え、過激な闘争へとドライヴする。Moneyは地位・名誉とも分かちがたい現代資本主義社会の強力なプラットフォームだ。ありとあらゆるものがそのうえで取引され、しょせんはメガ広告屋に過ぎない似非プラットフォーマーであるGoogleなどとはレベルが違う。Moneyはかかせないインフラとして素朴な人々のつつましやかな生活も支えるが、一方で、暴力的に膨れ上がった巨額のMoneyは人々をかんたんに狂気へと誘う・・・純白のメルセデス・・・プール付きのマンション・・・おまえは今まさにそうした危険で魅力的な世界に一歩足を踏み入れようとしている。

会計士試験に受かったという事は、おまえはとりあえず、そうした世界に会計士としてエントリーするためのチケットを手にしたということになる。獣になるか狩人になるか、それはおまえ次第だ。いずれにせよ、全ての老害が口を揃えて言う通り、これからもおまえは一生かけて、君たちはどう生きるか、という難問に取り組まなければならない。何しろ60年間アニメーションを作り続けている偉大なアニメ監督ですらまだこの問題と戦っているのだ。おまえごときに一息ついている暇など到底ない。

会計・監査業界は油断ならない過酷な戦場だ。適切な心構えを持たずに、世界政府を裏であやつるような邪悪なBIGコーポレーションの監査部屋にうっかり足を踏み入れようもんなら、おまえは一瞬で百戦錬磨の老獪な経理担当者達の罠にかかり、見え見えの粉飾を見逃したかどでユビツメ・サクリファイスされたうえに、失職し路頭に迷うことになるだろう。そして、意気消沈し戦う意欲を失ったおまえは、意外と経営が安定している中小企業などに運よく拾われ、わずかばかりのたくわえと、小さな社会への貢献を残し・・・やがて老いて・・・ひっそりと、この世を去る。

その瞬間、おまえの脳裏に様々なソーマトー・ヴィジョンがよぎる・・・何かを掴もうと会計士受験を志した日に流れていた音楽・・・心配する家族の顔・・・コンパにも行かず通った空調がキツ過ぎる予備校の教室・・・楽しかったオキナワの海・・・メガコーポに就職をキメていく友人たちの笑顔・・・予備校を去っていった仲間の背中・・・ゴース、あるいはゴスム・・・そして合格を喜んでくれた家族の声・・・そうだな、たしょうの悪夢もあったきもするが悪い人生じゃなかった・・・。ここまではいったん良いとしよう。

問題はここからだ。おまえがささやかな満足を感じながら人生を終えようとしても、残念ながらそうは問屋が卸さない。おまえは死後、マヌケにも見逃した巨額の粉飾の責を問われ、超デカいMr.エンマ地獄コーポCEOのスゴイコワイ圧迫面接を受け、真のケジメをつけなければならない。そして、おまえはブラック企業として名高い地獄コーポの万年施設管理係長として針山事業部かなんかに配属され、事業開始いらい一度たりとも台帳と合ったためしがない針山の針を無限に実査するハメになるだろう。RIP

・おまえは運命を切り開く力を身につけろ

おれは、色々あった結果、もうほとんど地獄コーポ行きが内定しているような、いわばスーパーエリートだ。今更多少徳を積んだところで、もはや取り返しはつかないだろう。しかし、それゆえにおれはおまえにこう助言が出来る。おまえがおれのようになりたくなければ、今回おれが紹介するHotなパイセンたちによるインストラクションを丹念に読み込み、この世界をサヴァイヴするために啓蒙を高める必要があると。

ちなみに、スーパーエリートを目指すのは全くおすすめしないが、世界は広いので、もしもそういう物好きが現れた時のために、おれなりの怪文書も別途用意して後に公開しておく。なお、読んでもたぶんスーパーエリートにはならない。

現状、会計士という新たなカテゴリーにおいて、おまえは下っ端中の下っ端。つまり、プライベートライアンの開幕シーケンスで棺桶みたいな船に乗せられてるような状態だ。過酷な戦場では誰もアカの他人であるおまえのケツにになど構っている余裕はない。何を選択し、どう育って、どう生き抜いていくか。それは自分で決めなければならない。ゴールに到達したと思ったらそこがスタート地点。何かを掴んだと思ったら、脆くも崩れ去る。人生はそういうことの繰り返しだ。運命はおまえ自身の力で切り開いていく必要がある。

この世界は広い。そして言うまでもないがおまえの人生はまだまだ長い。10年もしたら世の中は全然変わってしまう。新しい会計基準、新しいテクノロジー、世界情勢、そして激しい経済環境の変化。おまえは、今後ますます変化が早く激しくなっていく時代を生き抜いていかねばならない。おれが会計士として過ごしてきたわずかな年月の中にも、大量合格時代があり、リーマンショックがあり、無慈悲なリストラがあり、就職難の時代があり、無限労働時代があり、働き方改革があり、コロナがあり、といろんなことがあった。今後もそういうBIGな変化が無いとは限らない。監査法人ももちろんだし、おれのような独立会計士になってもそうした時代の波にもまれることは避けられない。いざという大波が来た時、おまえはサヴァイヴできる力を持っているだろうか。

おまえが職業人として過ごすこれからの歳月にいったい何が待っているのか、それを予見できるものは誰もいないし、おれもノストラダムス・ジョブをするつもりはない。チューリップのように今日価値があったものが明日には価値がなくなることもあるだろう。ゆえに、もしかするとどんな先人たちの助言もそのままでは大しておまえの役には立たないかも知れない。しかし、無駄ではない。

おまえが仮に「古代人のロートルがなんか言ったってー、今の時代には全然合わないじゃないかー」みたいなことを言い、ネットで大安売りされている切り抜き動画をたれ流し、ペラペラの情報商材めいた「明日から使える知識100000選」みたいなものを集めてわかったような気になっているようなことでは全く話にならない。おまえは助言というものをまるで勘違いしている。おまえのやるべきことは、他人のいう事を鵜呑みにすることでは無い。先人たちの知恵のエッセンスに着目することだ。おまえにかけられた言葉をヒントにして何かを感じ取り、おまえの中に秘められた答えの扉を開け。先人たちに備わったタフネスを盗み取れ。

おまえが過酷な会計・監査の戦場をサヴァイヴしていくためには、自分の身を自分で守り、自分のために戦う気力を支える自分なりのタフネスを、自ら確立しなければならない。どこかに必勝法が落ちているといった安易なマインドでは長い人生は戦えない。

合言葉はOJTだ。つまり、

O:おまえは、J:自力で、T:タフになれ。

そのために、おまえはまず、効率とかタイパとか最短距離とかいう、おまえのタフネスを蝕むイモムシスイーツのような言葉を脳内から削除する必要がある。この話は長くなるので、興味があれば、おれが後に別途用意する予定のおれからのメッセージを参照してほしい。(用意したぜ2023/11/18追記)

あくまでも今回は、タフネスを盗み取るための生きた教材であるHotなパイセンたちを紹介するのが趣旨だ。

■ おまえはいつも何度でも学べる。その気にさえなれば

さて、おれは、自分なりのタフネスを身に着けるための根本的な心構えを、おまえ自ら見つけていくことが何より大事だ、という点については1ミリも譲る気はない。しかし、「そんなこと言われたって、何をすれば良いかわからないじゃないかぁ」と言いたくなるのも、もっともな話だ。今日は合格発表日だからそうしたへなちょこに対してもおれは多少寛大だ。おまえがこの先生きのこるためには、もう少しプラクティカルな事も学ぶ必要があるという意見には、おれも一応の理解を示すことにしている。

この点について、最近のスタッフ事情をおれは良く知らないが、昨今では、監査法人も一応まじめに新人教育に取り組もうと努力しているらしいという噂も聞くし、古き良きオン・ザ・ジョッブ・トレーニングのようなものも、たまには行われるだろう。さしあたり、そういう機会が得られるなら食らいついていけばいい。勇者は戦場で鍛え上げられるものだ。

その一方で、孤独なテレワーク環境のまん延か、悲惨な人材不足か、理由はなんかわからんが、結局のところ現在でも新人教育はおろそかになりがちで、自力で出来るやつと出来ないやつの差はどんどん広がっている、などという悲しいNEWSもおれの耳には入っている。

黙って座っていても誰も何もしてくれないのは、世の中のキホンであり、今も昔も変わらないはずだ。しかし、監査法人について言えば、昔と違って、最近ではだらだら事務所に居座れなくなったという点が新人の成長に多少影響を与えているのではないか、とおれは思う。

働き方改革の喜ぶべき成果なのか、現代の監査現場が無慈悲なインフォメーションシステムのタイムスッタンプなどの力により、ディストピア型管理社会に向かいつつあることの現れなのか。おれにはよくわからないが、ともかく、現代では24時間事務所で暮らすことによりガッツでサクセスする、などというショーワ的発想は時代遅れとされ、まともな組織では禁忌とされている。

そう、昔は、ひたすら事務所に顔を出して愛想良くしていれば、余程人格に問題があったりしない限り、誰かがそれなりに面倒を見てくれるという、意識の低いやつでもやっていける、ある意味楽なシステムがあった。古のトテー・システムというやつの名残みたいなものだ。合格者が少なかった時代は新人も数が限られていたので、多少なりともマシに矯正できるかどうかは結構な関心事だった。根がなってないやつに対しても、何回かは飲みに連れ去り、長々と薫陶を垂れて人格改造を試みるようなおせっかい野郎も結構いた。この場合、あくまでも本人はよかれと思ってやっているので、責めてはいけない。時代が違うのだ。

おそらく今は、スタッフとかは定時みたいなものを意識して効率よく行動しなければならないようになっているだろうし、何なら直属のパイセンともリアルではあまり顔を合わせないといったケースもあったりすることだろう。おせっかいブートキャンプが入り込む隙も少ない。もちろん、深夜までありがたい武勇伝を注ぎ込むようなことはご法度だ。

そういう環境は、意思に反して何かをさせられることがあまりないという点では、ずいぶんヒューマンになったようにも思える。しかし、その分おまえには一定程度の貪欲さやクレバーさが要求される。自らの意思に基づいて、学びの機会を逃さず捉えて成長することが求められるのは、一見やさしいようで厳しい時代でもある。そういう環境では、おまえ自らが、どう学ぶかを考え、工夫していかなければどうにもならない。

逆に、昔と比べて今が圧倒的に恵まれている点は、SNS等で常時最新の議論が飛び交っており、ネットには偉大な先人たちが残してくれた有益なコンテンツが多数あり、おまえの手には今すぐにでも膨大な情報、すなわち電子の海にダイブできる端末が握りしめられているというところだ。これをOJTに活用しない手はない。

■ おまえが覚えておくべきHotなパイセン達

この業界には、資格を持っているというだけでチョーシに乗っているようなKUSO野郎もそこそこいるが、それに負けず劣らず、JPYをマイニングする業務に忙殺されながらも、業界全体のことや後進のことを真面目に考えているHotなパイセン達が沢山いる。

そこで、今日は、おれなんかよりもずっとHotもっと有能で、かつ慈悲深いパイセン達の作品をおまえのために紹介する事にしたい。先人たちの叡智のいくつかはnoteに記録され、ハンディにいつでも取り出して読むことが出来る。いきなり全部を読めとは言わないが、隙間時間を見つけて可能な限り読め。また、しばらくあいだを開けて、また戻って読むのもいい。最初はわからなかったことでも、あとから読めば発見がある場合もあるからだ。

なお、専門的な内容は、やはりそれなりの専門書を買って学んだ方が良いだろう。しかし、専門書はおまえにタフネスを授けてくれるわけではない。やはり、姿勢だったり、考え方だったり、リアルな体験談だったりというようなものは、先人から伝え聞くのが一番だ。そういうのはイザカヤ・トークで本人に直接聞くのが古典ではあるが、個人ブログのようなものから、その片鱗を手軽に吸収することも可能だ。まあ、エッセイを読むようなものだな。ちなみに、専門書の中からアツいタフネスを吸収するような極度に高啓蒙な会計人もたぶんこの世には存在しているような気がするが、そういうやつらは決して一般人ではないので、今日は考えないことにしたい。

もっとも、ブログ記事などは対外公表用に多少メイクアップされているだろうから、REALな生の情報というわけではない。優れたブログを読んでいるから、生身の人間と会話をしなくていいという事にはならない。一方、Liveではないから、その分、生身の人間の取り留めもない話で時間を溶かしたりとかいう危険はあまりない。要はメリット/デメリットだ。おまえは自ら頭を使ってクレバーに学んでいかなければならないことを忘れるな。

おまえはそういったweb空間の情報源をコレクションし、通勤やちょっとした空き時間に情報収集するくせをつけろ。もちろん、そんじょそこらの専門書に負けないスゴイコンテンツもあるからHotなパイセンたちの作品を「たかがブログ」みたいにナメてかかるのは大いなる間違いであることは言うまでもない。

そして、新しい読者が増えれば、書き手のモチベーションも上がり、さらに素晴らしい作品がこの電子の海に追加されるのではないか、とおれは期待している。おまえはとりあえず惜しげもなくイイネを押して将来に投資しろ。おまえのイイネや感想は必ずネットの向こう側のHotなパイセン達に届くことを忘れるな。失礼なことはするなよ?ビジネスの基本だ。

ちなみに、電子の海は広いので、当然ながら今回おれが取り上げていないHotなパイセン達も沢山いることと思う。しかも、今回は、忙しい中で合格者向けのメッセージを書いてくれたパイセンたちに限定して紹介しているので、当然ながら、気持ちはあるがたまたま忙しすぎて来られなかったパイセンみたいな人は含まれていない。どうしてもおまえに伝えたいことがあれば、そうしたパイセン達も情報を発信するだろうから、いずれ電子の海を超えておまえの元にメッセージが流れ着くだろう。

まあ、今回の試みはあくまでもきっかけ作りのためのものであって、ここからおまえが自分の力でどんどんネットの情報を開拓していかねばならないことは言うまでもない。おれがどのようなガイドを用意しようとも、おまえがOJTしなければならないことに変わりはない。

それでは、会計士note勢が誇るHotなパイセン達を紹介しよう。ちなみに、登場する順番は話の流れの都合でおれが決めた。言うほど意味はないから、おまえが気になった記事から読んでも特に問題ないだろう。

読めばわかるが、ある程度の共通項もありそうな一方で、パイセン達の考え方や戦い方は様々だ。答えは一つではない。REALのパイセン達やまだ見ぬ後輩も含めると、会計士たちは文字通り千差万別だ。おまえを理解してくれる誰かに、いつか会える。そのことを忘れるな。


・Tunaさん

https://twitter.com/cpa_tuna

さて、トップバッターは(おれが勝手に決めたんだが)Tunaパイセンだ。Tunaパイセンは、CPA Essayと題して、調書の作り方や相談対応といった、実務ですぐにお目にかかることについて発信してきた先人だ。重要でニーズはあるはずだが、長らく一子相伝的に教えらえてきたもので、案外webでは読めなったりする分野だ。

今回Tunaパイセンは、テクニカルな事以前の基本中の基本をおまえのためにまとめてくれている。色々あるが、まずは身体を整えることから話は始まる。紛れもないことだ。おまえのタフネスを支えるのはタフな身体だ。必ずしもマッチョである必要は無いとおれは思うが、健康管理はマジで重要なので気をつけろ。そして、自分の目でしっかり物事を見定め、納得するまで考えること、素直さ、想像力・・・そして人間関係を良好にするための基本的な事・・・いずれも重要なことだ。時代が多少進もうとも、おれたちが人間と関わらなくなる未来はそうそう簡単にはやってこない。

Tunaさんは、この後、いったんnoteの活動を休止されることを決められました。記事も非公開にされるとのことで、今はメッセージを読むことはできません。またTunaさんの作品にお会いできる日を楽しみにしております。
https://note.com/cpa_tuna/n/nc4a37501ca77

https://note.com/cpa_tuna/n/n6a9df00e4106

ちなみに、おれはCPA Essayのファンだから、今回番外編とはいえ新作が出たことにいたく感動している。


・幸田 架さん

https://twitter.com/kodakakeru

幸田パイセンのメインコンテンツは税務業務の実務と日常だ。おまえが仮に独立志向なら、大なり小なり税務については押さえておいたほうが良い。タイトルだけではわからないかも知れないが、幸田パイセンの記事には、文字通りパイセンと仕事について話をしているようなテイストがどこか感じられるから試してみて欲しい。

今回幸田パイセンは、おまえの挑戦を後押しするためのメッセージを用意してくれた。しかも、挑戦が無謀な挑戦にならないように、リスクを判断するための補助線も引いてくれている。無謀とタフネスは違うのだ。無謀な挑戦でテンヤワンヤを繰り返してきたおれとしては、どうして幸田パイセンはおれのパイセンでなかったのかと、世の中を呪いたい気持ちになった。おまえらには、幸田パイセンがいるのだから、きっと意義深い挑戦ができるはずだ。やれ。
挑戦は結果を約束しないが、少なくともおまえをタフにする。おまえもこの試験を突破してきたのであれば分かるだろう。


・よねさん

https://twitter.com/yone_cpa

よねパイセンは、転職先に選びたがるCPAも多いFASでM&Aなどを手掛けており、最近ではDDの実務のポイントなどを発信している。おれもQAのTipsは見た瞬間実務でパクった。おまえもいずれ少しぐらいはFASへの転職に興味をもったりするだろうし、監査を続けるにしてもFASが手掛ける仕事を理解しておくことは重要だ。

今回よねパイセンは、先が読めないこれからの時代を踏まえて、おまえにひとつの答えを用意してくれている。それは何か、是非リンク先を訪れてその目で確かめて欲しい。おれはもちろんニヤリとした。大事なことだ。多くは語るまい。


・矢野直さん

https://twitter.com/tadashiyano3

矢野パイセンはパートナー経験者で、あとに出てくるてりたまパイセンと同様、新たな挑戦をスタートさせている1人だ。現在は、財務諸表をどのように読むかといったノウハウなどを提供してくれている。監査法人で行くところまで行った人が、高い視座を活かして新たなフィールドでどういう発見をするのか、おれは興味ぶかく、そして隙あらば盗もうと密かに思っている。

今回矢野パイセンのおまえへのメッセージは、冒険という切り口から、会計士の、武器、冒険のフィールド、そして仲間についてすっきりとまとめられたものだ。この整理され洗練された思考が心地よいと同時に、歴戦の凄みを感じさせる。矢野パイセンは、これまでも数多の冒険を経験し、さらに新たな冒険に出かけようとしているタフな冒険者だからその言葉には自然と重みが宿る。これからも背中を見せてくれることだろう。


・てりたまさん

https://twitter.com/teritamadozo

てりたまパイセンは挑戦者だ。監査法人で30年強、うち17年をパートナーとして勤め、グローバルメガコーポの監査などを手掛けていたが「やることやったから」とかなんかそんな理由で、敢えてカチグミの老後を手放し、インターネットデビューに挑戦し、そこでも見事にサクセスをキメつつあるという多少MANGAみたいな存在だ。本人は親しみやすい雰囲気を醸そうとしているように見えるが、近代的監査の歴史を見てきた者にしかない真にタフな監査人のオーラをビシビシと感じておれはいつも背筋が伸びる。スタッフには少々レベルが高い話題もあるが、定期的にウォッチしておくといいだろう。

てりたまパイセンはわりと最近まで30年以上監査法人側で新人を迎えてきた。そのメッセージはそうした年月のエッセンスが凝縮された3つのこと。しかし、そのたった3つの言葉は磨き抜かれた宝石だ。その光がおまえの道を照らしてくれることだろう。


・SHIRAKIさん

https://twitter.com/Ming_motivation

SHIRAKIパイセンは、実務では避けて通れないタスク管理やPC操作術についての他、就活等についても情報を発信してくれている。あと、おまえがBIGにサクセスしたければ英語が必要になるが、そのあたりの体験談もある。

SHIRAKIパイセンのメッセージもシンプルだが・・・重要だ。正直おれはあまり考えたことがないタイプの人間だが、嚙み締めれば噛み締めるほど大事なことのように思えてきた。誰にでも受験を志した理由はあるだろう。この機会にそれをぐっと掘り下げてみて、自分のやって来た場所を確認してみるのも良いかもしれない。そこで、おまえだけのタフネスが見つけられる可能性がある。おれも考えてみよう。


・水地一彰さん

https://twitter.com/crypt_cpa

水地パイセンは、スタートアップの経営やweb3何かについて発信している。つまり一歩先を行く情報だ。だが、おまえがいっぱしになる頃には当然押さえておくべき事になっている可能性もある。中身がわからなくても、会計士の仕事に想像以上の可能性が広がっていることを感じれば今は十分だろう。

今回、水地パイセンは、合格者なら当然マスターしているだろう知識で、おまえが挑戦を恐れる理由がどこにもないことをロジカルに示してくれている。おまえが身に着けてきたものは、人生を考えるうえでも役に立つ。使い方次第でおまえはへなちょこにもタフにもなれるということだ。水地パイセンは一歩先を行っていて、もっと先に進むだろう。きっと待っていてはくれない。しかし、おまえが挑戦を続ければいつか出会えるとおれは思う。


・じゅんしさん

https://twitter.com/junshi_networth

じゅんしパイセンは、合格年次で言うとひときわおまえらに近い存在だ。敬意をこめておれは心の中でじゅんし兄さんと読んでいる。おまえも頼りにしていけ。記事は少ないが、補修所の短縮のやり方について実践的にまとめたりと社会人組ならではのレア情報を発信している。おまえらの中には必要となるやつもいるだろう。兄さんは最速で会計士登録を果たすというタフな目標のために修了試験で忙しいからしばらくは控えめになるだろうが、間違いなく今後、有益な情報を発信する立場になるんじゃないかとおれは睨んでいる。

今回は、経理経験者という視点を取り入れて監査の難しさや、監査法人のメリットについて相対化しつつ言葉にしてくれている。おまえが1年目の仕事にツラさを感じたら、じゅんし兄さんのメッセージに戻ってくると良い。相対化して言語化してみることの強さを思い出せるかも知れない。そうだな、おまえが直面する困難の正体を理解すれば、そいつはタフな課題ではなく、解決可能なタスクに見えるかもしれない。つまりおまえは相対的にタフになれる。


・ララさん

https://twitter.com/rara_kaikeishi

ララパイセンの作品からはやさしさがにじみ出ている。ララパイセンの個人的な想いを起点に執筆された連載シリーズである『監査法人1年目の教科書』は、監査法人をサヴァイヴするためのノウハウ集で、じゅんし兄さんも推薦だ。もちろんおれも推薦だ。間違いなくおまえを助けてくれるだろう。

『監査法人1年目の教科書』を執筆したララさんは、もちろん、合格者のためにメッセージを準備してくれています。しかし、実務家は多忙です。体力も無限ではありません。少々遅れるとの連絡がございましたので、お知らせしておきます。お待ちしましょう。代わりに、名作であることが広く知られる1年目の教科書コンプリート版を設置しておきます。コンプリート版はPDFファイルとしてハンディに携帯できる優れモノです。いわば、ホッカイロです。寒い冬の日に、ぬくもりを携帯していれば、少し支えられるような気がしませんか?そう、あたたかさもまた、タフネスなのです。

闘魂中央委員会ぬくもり課

・青い人さん

https://twitter.com/Clsade

青い人さんは、日ごろから書物から学んだこと等を届けてくれているアヤシイ鳥パイセンだ。読書家にとって、人がどういう本をどういう風に読んだかというのは非常に興味深いところだ。おまえも「読書ログ」の中から気に入った本が見つかるかもしれない。

あえてメッセージの一部を紹介しよう。「わんこそばをおかわりしない」・・・何のことだ?そう思ったら、直ちにLinkを踏むといい。古代兵器ブラクラなどではないから、おまえは安心して踏んでいいことが保証されている。おれも同じような経験をして、学びは多かったが、振り返ると消耗してたのかなと思う事はある。例えばおまえが、他の受験生を見て、「おれは取り返さなければならない!」みたいなことを思うのなら、アヤシイ鳥・・・青い人パイセンのメッセージを100万回読むがいい。消耗していてはタフどころではない。


・morningstarさん

https://twitter.com/morningstar0212

モニスタパイセンは監査法人はもちろん、事業会社での勤務、海外赴任、官庁への出向経験、外資系企業勤務経験を有する猛者だ。モニスタパイセンは、内部監査のPROで、有料でマジでPRO向けのコンテンツを発信している。たぶん試験に受かったばかりのおまえは今は無理して読む必要はない。しかし、おまえがいつか内部監査を手掛ける日が来れば、必ず読め。これは安い買物だ。

モニスタパイセンからは、監査法人という組織を使い倒すという視点が英語を例に提示されている。盗め。モニスタパイセンの過去の発信はnoteに限らず色々とあるが、わりかし運命に翻弄されながらタフに生き抜いて来た猛者であることが知られている。「使い倒す」的な発想もその現れのひとつではないかとおれは思う。タフネスというものは必ずしもハードなものではない。良くない環境でも少しでもいい方を目指せる臨機応変さ、身軽さ、思い切り、そんなものもタフネスだ。


・Remさん

https://twitter.com/RTaro007

Remパイセンは現在はコンサルティング/アドバイザリーについての考えを発信している。少し話題は高度かも知れないが、おまえが監査法人以外の仕事について知りたくなったら、読んでみるといいだろう。

さて、これまで色々なパイセンを紹介してきたが、Remパイセンのメッセージでしめたい。どうだろうか?おまえが真面目なら(不真面目なやつは別にいい、好きに生きろ)様々なメッセージとパイセン達の想いを溢れんばかりに受け取ったことだろう。しかし、おまえが明日からやるべきことはもう受験勉強ではない。インプット?確かに大事だ。この商売を続ける限り、知識を吸収し続けるのは当然だ。しかし、今日からおまえは実務家としての一歩を踏み出すことになる。最後にこれを読んで重要な事を思い出せ。

■ そしておまえはREALな仲間にも目を向けろ

旅の仲間の重要性については、さんざん言われていることだろうからくどくど説明したりはしない。どうしてもわからないやつは「指輪物語」でもみて人生を考え直せ。

仲間といった場合、なんといっても頼りになるのはREALの同期とか、REALで話の分かるパイセンとかだ。いかにHotなパイセンたちと言えども、インターネット上の存在である限り、サムワイズ・ギャムジーのように文字通りおまえに寄り添う事はできない。

リモートとかで顔を合わせる機会が減ったり、今後AIとかが活用されたりして、もしかしたら同僚とのコミュニケーション頻度みたいなものも少なくなっていくかもしれない。だから、おまえはパイセン達のメッセージにもあった通り、仲間づくりには今から注意を払っておくべきだ。

昨今は変化の激しい時代なので、今のBIG監査法人がこの先もずっと安泰かと問われると、まあたぶん大丈夫ではあるだろうが、何かあっても不思議ではないな、という答えになるだろう。

監査法人がどうにかならなくても、極端に世界の景気が悪くなるみたいなことは、十分ありそうなことだ。世界からは未だ対立や紛争は無くなっていない。ちょっとしたことが国際間の物の流れを混乱させたり、グローバルな金融危機を招いたりと、リスクは山ほどある。高度に効率化された巨大なシステムほど、小さな破綻がもたらす影響が甚大になるという話もある。

そうした場合、監査法人も慈善団体ではないので、リストラ等を断行せざるを得ない可能性は十分にある。そのような不測の事態になったときのためにも、頼れる仲間がいることは非常に重要だ。そもそも、独立して商売をしていくつもりなら、人脈を充実させ、メンテしていくことは必要不可欠だ。

なんなら、おまえらの大半は、隙あらば転職しようとか思っているに違いないとおれは睨んでいる。おまえがキャリアチェンジを考えるときに備えて情報収集したりする上でも、ネットワークを持っておくことは力になる。職場のHotなパイセン、予備校の友達、法人の同期・同僚、交流会で出会った人、インタネットコミュニティ。あらゆる機会を活用して、仲間を増やしていくと良いだろう。何しろおまえは昔と違って夜中まで残業しなくて良いのだ、課外活動を行う時間は十分捻出できるはずだ。

言うまでもないが、ZAKOを100万人仲間にしても仕方がない。ZAKOはおまえがスゴイイタイミスをしたりして、名声や地位を失ったら、あっという間にいなくなる。そういう時にでも、おまえに迷わず声をかけてくれるような旅の仲間を探すべきだ。おまえの肩書や看板だけを見ているような有象とか無象とかは、いっさい相手にするな。

今も昔も誰もが監査法人でパートナーになれるわけではない。多くの人間はそれぞれのフィールドで活躍するために法人を去っていく。おまえもそうした10年後20年後の未来を見据えて、人脈を含む力を蓄えておくべきだ。むしろ、そういう取り組みが、おまえをBIG監査法人のパートナーにふさわしい見識と人格を備えた者に育てあげる可能性も十分あるとおれは思う。

■ おわりに

覚悟は決まったか?受かったやつも受からなかったやつも、とっくの昔に受かったやつも、今日からまた新しい人生の1ページが始まる。人生は前に向かってしか進まない。学ぶべきことは無限にあり、数々の試練がおまえを待ち受けていることだろう。時に頑張り、時に手を抜きながら、おまえ自身の人生を探す旅を続けるといい。

業界は広く、フィールドは監査法人だけではない。さらに言えば、おまえは資格を持っているからと言って、監査・会計の業界に留まり続ける必要もない。仮におまえが監査や会計の現場を離れても、真剣に取り組めば、ビジネスの戦場が一生退屈しないエキサイティングな場所であることはおれが保証する。

何度も言った通り、おまえはおまえなりにタフネスを探せ。そのためのパイセンたちのバリエーション豊かな言葉はすでに紹介したし、おれのLessonは別途用意してある。活用しろ。そして機が熟したら、今度はおまえがHotなパイセンとなり、名も知らぬ後輩や仲間のために自分が見つけたものを発信してくれたら、おれはめちゃくちゃうれしい。パイセンからもらったものは後輩に渡せ。それがおれのルールだ。

じゃあまたな。おめでとう。


趣旨にご賛同いただき、お忙しい中、合格者へのメッセージをご用意頂いたパイセンの皆様、特に、知人縁者の少ない闘魂先生に代わり、連絡係の他、企画の後押し&推進にご尽力頂いたてりたま様には深く感謝申し上げます。詳しく話す前に逆にご提案を受けるようなシゴデキっぷりに、闘魂先生は震え上がった、との事です。
最後まで読んで下さったかたも含め、皆様、ありがとうございました。

闘魂中央委員会


誠にありがたいことに、最近サポートを頂けるケースが稀にあります。メリットは特にないのですが、しいて言えばお返事は返すようにしております。