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ネタばれミーティング09/06--高橋照美の「小人閑居」(35)

照 言っちゃいましたね。言葉が飛び交ってますね。「はじめての人だといい」頂きましたよ。うっかり「さようなら」ですよ。

四 かわええ……。俺ほんとに、奈々瀬の「おはね」なトコ、好きなんやぁ……奈々瀬は自分のそこが嫌い。てっていうけど。あっ、自分で自分が嫌いなとこてって、自分を好きな他人は好きかもしれんのか! 俺いま視野が広がった(笑)  奥の人とどっかで「おはね」の取り合いしそう。
照 僕との三角関係だと思ってたら、君のダークなご先祖様群との四角関係だと? ひどいなこのシリーズ。(笑)

奈々ちゃん僕とだと、何か飽きて破局したと思うんだよね。四郎と生きてく覚悟のほうが、おはねちゃん的に燃えるしうまくいくっていうか。

筆者としてある意味、神の目で愛しながら、少し前の自分が奈々ちゃんとの初恋に右往左往してるって図式、ぜいたくだな。
四 無意識で四十万字書くわけやで、全然客観的やないしな。「中の人制」メリット大きいな。

照 四郎ね。ほぼ無意識にわーっと最後まで書いて、順に投稿してきて、今投稿してるとこが「ヤマ」(起承転結の転1。転2が宮垣耕造とのやりとり)だっての、理解してみていい? ロバート・マッキーの「危機」にさしかかろうとしている。奈々ちゃんと「さようなら」レベルのぎくしゃくをしちゃって、その上物語の冒頭の「どなられた」日に入っていく。

(ロバート・マッキーの原典を使わず、三木雄信さんがスピーチ用にアレンジした構造を使っています)

1.達成 → 2.きっかけ → 3.衝突混迷 →4.危機 → 5.クライマックス → 1.達成をおさらいで話す

四 読者歴だけ長いインプットバカてって恐ろしいな。構造構成知らずに、無意識で、くちゃくちゃなトコちゃんと連続で盛って集めるんやな。
照 ふりかえり、可視化、くりかえしで、やがて意識して技を出せるようになるフェーズへ成長していけたら、すごくいいと思うよ。このミーティングも含めて、「成長小説のフーガ」になってるのが面白いな。

物語の中ではまだ先だもんな、四郎が「人の原稿の校正に徹しなくても、自分でオリジナルの物語書いてもいいか」って思い始めるの。

四 あれは衝撃やったてー。
照 みなさんへ。  そんなふうに、境遇に追い詰められてた生きづらい主人公が、周囲の暖かさを借りて、自分自身を生きていくビルドゥングス・ロマンです。もし嫌いじゃなければ、生暖かい目で見守ってやってください。読んでのご感想とか、気づきとか、頂ければすごく嬉しいです。

「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!