「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ロケ地の世界 ― その20年後 #8

本当は小学校のプールを入れるところなのですが、如何せん、飯岡小学校にはまだ入れておらず(入れる機会あるのか?)もうエンディングの灯台まで来てしまいましたね。

飯岡灯台。
何度か訪れているので、そのエピソードなんかを。

2000年に初めて飯岡の地を訪れた時、期待に胸ふくらませて灯台への坂道を登って行ったのですが、トラックがたくさん止まっているなど、なんか怪しい光景。

まじかよー!ここまで来てたどり着けない!!

祐介たちが灯台に着いたら花火が終わっていた並みの脱力感。
この頃は、左手の足場が組まれているところに、展望台が作られている最中だったのでした。これは泣けたなぁ。。。

時を経て2003年、ついに灯台までたどり着くことができました。展望台も完成しており、駐車場も整備されていたので、観光スポット化していましたが、展望台ができる前はどうだったのでしょうか。

当時、図書館でいろんな観光ガイドを読み漁ったのですが、この灯台の立つ刑部岬と眼下の屏風ヶ浦の記載が一部にあるのみで、灯台に着いて書かれているものがありませんでした。

あいにくの曇り空でしたが、夕暮れをしばらく堪能したのを覚えています。

そして2007年と2008年は、飯岡花火大会の日に合わせて灯台を訪れました。

花火が打ちあがるのは飯岡の浜なのですが、思ったよりも距離があったので、映画ほど大きく打ちあがるという感じではありませんでした。ただ、離れている分、人ごみがすごいということでもなく、2時間前くらいに行けば展望台の最前列も取れるかなというくらいです。それでも飯岡灯台(の脇)から花火大会を見るというのは、また格別の印象があります。

そして、2014年の灯台。脇の「危険」の看板が「旭市」になったくらいで、その姿は今も変わらずに残っています。

展望台の中では、津波の被害の状況を撮影した写真が並んでいました。やはり飯岡近辺では最も近くて一番の高台はここなので、この辺りに避難してきた方も多く、津波が押し寄せる光景が克明に記されていました。

そもそも関東で津波の被害があったということが、当時はあまり認知されておらず、自分自身も少し後になって「そういえば飯岡辺りは大丈夫だったんだろうか?」と思い、YouTubeに上がっていた動画を見てショックを受けた次第です。

少なくとも、こんな形で嶋田釣具店がなくなってしまうとは、まったく思いもしなかっただけに、残念な気持ちが募ります。

とはいえ、町も少しずつ変わっていく中で、今もなお変わらずに残っているところもあり、映画の世界に浸るのはまだまだ充分楽しめるかもしれません。

飯岡灯台

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クスル

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岩井俊二監督作品「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主に2014年のロケ地の現況をまとめました。
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