NO.15 アーノンクールのベートーヴェンは
明け方。アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団(2003年録音)によるベートーヴェンの交響曲6番「田園」を聴く。
なんと清潔で軽やかな美しい演奏だろう。
時折、音楽を聴きながら「ずっとこの音楽を聴いていたい。この音楽の中に生きていきたい」という至福と微かな哀しみの入り交じった切実な気持ちに襲われることがあるけれど、この演奏を聴きながらまさにそんな気持ちになった。
僕は今日から夏期休暇。
コロナと猛暑の下、いつもとは違う不安の夏も「このベートーヴェンが側にあれば乗り切ることが出来るかも知れない」と思わせてくれるほどの魅力と力がこの演奏にはあるように思います。
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