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NO.106 ジャズピアノの歴史をたどる旅

少し前から、毎朝少しずつマイク・モラスキーの『ジャズピアノ』を読んでいる。

これは岩波書店から出ている、上下二冊の大作。

主に1920年代~60年代のジャスピアニストを系統的に論じている。

名盤ガイド、演奏家の伝記、文化史研究、文芸的エッセイなどの要素を含みながら、ジャズ特有の「音」や「演奏手法」を詳細に描いていてとても読みごたえがある。

僕はジャズについては、学生時代からビル・エヴァンスのアルバムを何枚か愛聴してきたくらいのいわば素人だから、所々技術的な説明はわからない所もある。

けれどもマイクモラスキーの巧みな語り口に導かれてとても楽しく読める。

少しずつと書いたのは、この本では随所にそれぞれのピアニストの代表的演奏の紹介があり実際に聴きたくなりSpotifyやYouTubeで聴いて楽しんだりしてなかなか前に進まないから。

幸い今の僕には今は時間がたっぷりあるから先を急ぐことはない。。

ジャスピアノ歴史をたどる旅はまだ始まったばかり。

今はレスター・ヤングとビリー・ホリデイの物語を読み、二人が共演した素晴らしい録画を見て泣きそうな気持になっているけれど、その話はまた機会があれば。

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