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例会で最も重要な役割

先日、とある club で、とある友人が Workshop をする…と言う情報を耳にしたのでお邪魔してきた。が、Workshop の中身について書く気はない・・・そんなことより(あ、他意はないよw)Workshop をしてくれた友人こそが「例会で最も重要な役割」を果たしていた事に言及したい。

今更説明するまでもない・・・かも知れないが、トーストマスターズの例会にはいろいろな役割がある。Prepared Speech Speaker や Speech Evaluator, Toastmaster of the Day, Timer, Grammarian ... 、もちろん、それぞれのクラブ特有のユニークな役割もあるだろう。割り当てられた役割の1つ1つが全て重要なのは言うまでもない。でも、もう1つ、Vice President Education によって割り当てられるわけではないが、例会において重要な役割がある。

それが、Audience (聴衆)。

えー、それを役割って言うの?と思うかも知れない。でも、ちょっと想像してみて欲しい。Speech をするために前に立った時、Speech をする前に Zoom のギャラリービューを見渡した時、聴衆の半分以上が下を向いていたら・・・、 自分が話をしている最中に原稿が飛んで、頭が真っ白になった時に、聴衆の笑顔が目に入ってきたら・・・、 聴衆の皆が、何を言っても「静止画か!」と突っ込みたくなるほど無表情を続けていたら・・・聴衆の皆が、Speech に対して頷いたり笑ったり驚いたりしているのが伝わってきたら・・・、どう思うだろうか?

例会で何の役割も当たってなければ、今日は何だかラッキーと思う気持ちもわからんでもないが(・・・いや、私は思ったことない(笑))、そんな時こそ、Audience (聴衆)としての役割を意識してみると良い。もちろん、何かの役割に当たっていても、Audience と言う役割は例会に参加する以上、誰でも担う【必須】の役割なのだ。

では、どんなことをすれば良いのか? それは・・・
全ての Speech に興味を持ち素直な reaction (反応) を返すことだと思う。

と言うか、Speaker に反応を返すことで、Audience と Speaker が「ようやく」繋がれるのだ。これは、近年主流になっているオンライン例会に特に当てはまる。一般的に、オンライン例会中における Speech の間、他の参加者達は Mute にしている(音声を切っている)ことが多い。と言うことは、Speaker に音声で反応を返すことは難しい。つまり Body language に全てが委ねられる。そして、あの日、Workshop をしてくれた友人こそが、最も Speaker に伝わる reaction をしていた様に思ったものだ。Good speaker は(・・・こそは)Good Listener でもあるのだろう。

そして、役割に当たってようが、当たってまいが、メンバーの多くがこの意識で参加しているクラブの例会は、間違いなく素晴らしい。素晴らしい例会を行うクラブには、当然、人が集まる。クラブや例会の活性化のヒントも本来はこういうところから・・・ではないだろうか?

Think about it.

※ 良い子は Good speaker でもあり、Good listener でもある「とある友人」が誰かわかっても言わないこと(笑)。

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