ファッションケア商品のキャッチコピー。
某家電メーカーのファッションケア商品の広告制作。
かなり昔ですね。コピーライターとして、まだまだ駆け出しの頃。
何本か書いたキャッチコピーの一つで、クライアントさんから、
おもしろいとは思うのだけど、使えないと言われました。それが、これ。
クリーニング屋さんがライバルです。
このコピーがダメな理由は、クライアントさん曰く、
クリーニング業と敵対するようなメッセージになっているから。
クリーニング屋さんを応援することはあっても、仕事を奪うようなことは
企業としてしたくない。だから、ダメなんです。そんなふうに言われました。
売れればいいってもんじゃないんですよね、
商品も、それを後押しする広告表現も。
言い方ひとつで、伝わり方は大きく変わる。
いろんなことに配慮しながらコピーを熟考しないと
ダメなんだな、と深く反省しました。
この考え方は、いまでも
コピーを書くときの、ひとつの指針になっています。
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