市区町村別の世帯年収(2018年)

 総務省『住宅土地統計』(2018年)をもとに,全国の市区町村別の世帯年収中央値を計算しました。エクセルファイルのデータを提供いたします。

 計算したのは,上記資料に世帯年収分布が出ている1241市区町村のデータです。世帯とは,普通世帯の主世帯をいいます。施設等の世帯や同居世帯を除く,普通の世帯のことです(用語解説)。世帯年収とは,世帯員の年収合算(税引き前)を指します。

 資料の元データからどうやって出したのかを,私が住んでいる横須賀市を例に説明します。

説明表

 元資料には,9つの年収階層別の世帯数が出ています(左端)。これを%分布にし,下から積み上げた累積%にします。累積%が50ジャストの中央値は,年収300万円台の階級に含まれていることが分かります。按分比例を使って中央値を割り出しました。以下の2ステップです。

 按分比=(50.0-34.8)/(50.4-34.8)=0.971

 中央値=300万円+(100万円×0.971)=397.1万円

 横須賀市の世帯年収中央値は397.1万円と出ました。高い順に並べた時のちょうど真ん中,フツーの世帯の年収です。年収1000万円以上の富裕世帯の割合は6.5%となっています(真ん中の%値)。

 1241市区町村について,この2つの値を明らかにし,一覧表にしました。高い順に並べたランキング表も載せています。また「元データ」というシートに,%分布も出していますので,「年収*万円以上(以下)の世帯の率」を任意で出すこともできます。

 以下よりダウンロードしてください。

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