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interest+funny=funterest?な科学本

半世紀以上前から、SF作家たちははるか遠い未来に思いを馳せ、
空想を巡らせては見たこともないような科学技術の出てくる物語を紡いできた。
私は好んでSFや宇宙、科学の本を読むのだが、それらはいかんせん難解で、
眉間にしわを寄せて調べ物をしながらが常だった。

しかし、本書はとにかく読了する数時間の間、控えめに言ってずっと笑っていたが、面白いだけではなく、例えば、
安価で効率的に宇宙に行くにはどうすればいいか?と
いう疑問に対して、あの手この手の仮説を立て、

・現状説明・実現しない理由・今後の考察

と理論立てながら、思わずうなる考察が展開されていく。
それでいて文章はひたすら面白い。著者も訳者も天才ではなかろうか。

最新科学技術と研究者の今を知ることができて、かつ笑ってストレスも発散できる稀有な本。interestとfunnyの造語のような読後感。

funterest?

この本は、間違いなく私たちが小難しい科学に抱く概念を、ロケット噴射のごとく吹き飛ばす。

とりあえず騙されて読んで欲しい。
恐らく後から私にお礼を言うことになると思うので。

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