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SIGMA dp2 MerrillでRAW撮影したFoveonの写真をモノクロ現像してみる

鉄人さんの下記の記事に掲載されているFoveonで撮影したモノクロ写真を拝見して、僕もやってみたい!と思い、dp2 Merrillを持って近所の公園に写真を撮りに行きました。

ふだんモノクロ写真はLightroomでSilver FX Proというアドオンを使って編集してますが、今回はSIGMA Photo Proを使います。

このSIGMAの純正ソフトがモッサリしていてめちゃくちゃ使いづらいんですが、がんばって現像してみました(笑)

カラーもけっこういい色してるけど、ここから先はぜんぶモノクロです
でんっ!(色が抜けた音)

電車を待ちながら足元を適当に撮っただけでこの質感、この立体感。
肉眼よりも精細に写っていると思います。これはすごい。

「鉄」とか「錆」とか「樹木」を積極的に撮りたくなるFoveonセンサー。
特に葉っぱが茂っている大きな樹はモノクロ映えするのでついついカメラを向けてしまいます。

被写体を探してカメラを向けることって、自分が目の前の景色に惹かれた瞬間の心の反射を捉える行為だと思っています。
「いいな」と思った心の動きを、レンズとセンサーでつかまえる。

色という情報をなくして被写体を見ようとすることで、カラー写真よりも心や世界と素直に向き合う感覚があって好きです。

常にそんな大層なことを考えてカメラを持っているわけじゃないけど、それがモノクロの好きなとこ。

なにこの立体感は…。

SIGMAの純正ソフトだけではピンポイントに一箇所だけ明るさを変えるなどの追い込みができず、物足りないところもありますが、やっぱFoveonのモノクロは圧倒されてしまう迫力があります。

黒がちゃんと真っ黒に写るんですよね。すごい。

FoveonセンサーのカメラはRAWで撮ってこそ真価が発揮される、という意見をネットで見ますが自分でやってみてそれがよくわかりました。
これは、知ってしまうとJPG撮影には戻れないかも、、、。

SIGMA fpが欲しいなぁって最近ずっと思っていたけど、dp2 MerrillのRAW撮影でしばらく遊べそうで物欲が収まりました(笑)

SIGMAさん、凄まじいカメラを作ってくださりありがとうございます。楽しい。
https://note.com/sigma_japan

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