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UZUのブランド戦略【すてきな消費】

はじめまして!
先日、某マーケティング会社で新社会人となったMです🐣

ここでは、日々学ぶマーケ知識をとりいれながら
「ゆる~りと」好きなことについて書いていければと思っています。

マーケティングって難しそう!って思うかもしれませんが、
わたしも思っているのでだいじょうぶです。

ここで知ってほしいのは「マーケ知識」💡ではなく「企業の想い」💗

日々の消費活動の中で「企業の想い」をプラスしてみたら
すてきな消費ができるかも!とおもったので
わたしと一緒にすてきな消費をめざしましょう°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

第一弾のテーマは、<UZUのブランド戦略>です!!


▽UZUとは

UZUってなんぞやって人にむけて簡単に説明すると

・化粧品展開をしているブランド
・前ブランド名はFLOWFUSHI
・2018年末ブランドが好調の中、ブランド廃止を発表
・2019年3月、新ブランド「UZU」として再始動
・マスカラ、アイライナー、リップ商品を展開
・どれも大ヒット商品となる
リップ:発売後1週間で当社予測3.45倍の売上
アイライナー:発売後1か月で当社予測14倍の売上

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コスメストアなどで一回はみたことあるのではないでしょうか。

UZUの商品を愛用してますが、
正直なんでブランド名がUZUなのか、とか
なんで前ブランドが絶好調なのに販売展開を終了したのか、とか
あんまり知りませんでした。(すみません、、)

というわけで、まず!
なぜFLOWFUSHIはブランドリニューアルをおこなったのかを
綴ろうとおもいます。


▽UZUに隠された想い

FLOWFUSHI時代に発表されたブランド廃止は、
多くのファンを不安にさせ、一部では、ぎもんの声もあがっていました。

わたしも当時はどっかのニュース記事ではみましたけど、
へー。。としかおもっていませんでした。
(ちなみにFLOWFUSHI時代は愛用者ではありません笑)

このブランド廃止には、FLOWFUSHIの
「日本だけではなく世界中のビューティーに対する価値観を変えたい」
という想いが関係しているようで。
設立当初からの目標だった世界展開の本格化を背景に、世界中の人が覚えやすいワールドスタンダードなブランド名に変更する必要があったのです。

たしかに、海外の方からするとFLOWFUSHI(不老不死)って発音しにくそうですよね。「UZU 38℃/99°F Lip Treatment」という商品の°F(ファーレンハイト度)表記もアメリカ進出を見据えたから、アメリカの温度表記も記載したのでしょう。

このような背景で、FLOWFUSHIはUZU(海外ではUZ)に生まれ変わったそうですが。当時、社員の大多数は売り上げの低下やファン離れなどのリスクから反対していたんだとか。

しかし、創業者の今村さんはユーザーにとって魅力的なものを作れる自信があったため、ブランド廃止に踏み切り、ブランドの一新を図りました。※i

リニューアル後、
UZUの1stコレクションだった「EYE OPENING LINER」は発売後約1ヶ月で
当初予測の14倍の売り上げとなり、SNSの投稿数は2万件超※ⅱという記録に!

リスクを背負いながらも、見事リニューアル後も大成功をおさめたUZU。
この過程には、徹底的にユーザーの声に耳をかたむける企業指針があったのです。

そんなUZUの大成功へのカギ!✨
「ユーザーと共創するブランド戦略」をみていきましょう。


※i    https://www.fashionsnap.com/article/2019-06-05/uzu-interview/
※ⅱ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000010744.html

▽ユーザーとのブランド共創①

ユーザー起点とユーザー視点。
これはFLOWFUSHI創業当時から徹底していて、
UZUの最大の魅力であり、強みになっています。

ここでは、わかりやすい3つの例から
ユーザーとの共創をさぐっていきましょう!

ひとつ目の例が、「KEEP OR DROPキャンペーン」

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このキャンペーン第一弾は、ニューヨークに進出するときに行われました。
そもそもニューヨーク進出すべきかどうか、販売価格はいくらなのか、などすべてユーザーの声で決めるという斬新なキャンペーンです。(けっこう攻めてますよね。)

キャンペーンの結果、名もない日本ブランドがニューヨーク進出を果たし、いまでは3店舗も展開されています!

おなじように日本でも行われたこのキャンペーン。
旧FLOWFUSHIで大人気だった「MOTEMASCARA」という商品名をそのままにするべきか、変えるべきかをユーザーの声で決定しました。

このキャンペーンのよかったところは、話題性があるだけでなく、
ユーザーを購買活動まできちんと導くフローがあったことだとおもいます。
ファンは、自分が愛着のあるモノに携われることで「すき度」は加速。購買活動にもはしるでしょう。一方で新規や不満があったユーザーも、じぶんの声がすこしでも反映されたものは買ってみようかなとおもうのではないでしょうか。

購買フロー

▽ユーザーとのブランド共創②

ふたつ目の例は、「SNS」

ユーザーとの交流を大切にしていることはキャンペーンから伝わりますが、UZUのすばらしいところは、それが常日頃からおこなわれているところ。

UZUの公式Twitterでは、UZUに関する投稿は称賛、批判問わずユーザーに返信をしているのです。

企業SNSは一方的な情報発信の場になりやすいのですが、
UZUのTwitterはユーザーと双方的な情報発信ができる場所
きちんとなっています。

ユーザー視点を大切にしながら企業SNSをするUZU。
企業SNSのすてきな例として学ぶべきところがたくさんありますね!


▽ブランド共創の真意

UZUの成功理由は「ユーザーとのブランド共創」とわかりましたが、
そもそも、なぜUZUはここまでユーザーにこだわっているのでしょうか。

"まつげは上を向いてないといけない"、"シミやそばかすがあると綺麗ではない"など、世の中が決めつけてきたフレームを取り払いたいというのが、ウズの一番の目的。正解をこちらで決して押し付けず、ユーザー自身が自分のなりたいイメージを思い描けるような提案をしたい。正解はユーザーの中にしかない                                    
                    https://www.fashionsnap.com/article/2019-06-05/uzu-interview/

これは、FASHIONSNAP.COM のインタビューで創業者の今村さんがおっしゃっていたことです。

そう。UZUのめざす世界の答えは、ユーザーにしかないのです。
だから、ここまで徹底的にユーザーの声に耳をかたむけているのです。

じつは、このインタビューからもUZUが成功したある重要なポイントが読みとれます。それはずばり、
企業メッセージと企業活動が一致していることです。

さきほど2つ例に出したUZUの活動には、UZUの想いがひしひしと伝わっています。

そもそもマーケティング戦略とは、企業の想いをどうユーザーにうまく届けられるかを設計するものなのです。UZUのブランド戦略にならって、ユーザーの声をもっと聞けば成功するのかといえば、それは違うとおもいます。企業のメッセージがターゲットに適切に伝わる活動を設計していないと、成功できるものも失敗におわってしまうでしょう。

このようなマーケティング戦略観点からみてもUZUのブランド戦略は、成功例といえるのではないでしょうか。


▽まとめ

UZUのブランド戦略のポイントをまとめると

・ユーザーの声を企業から取りにいく
・ユーザーの声を反映させる(スピード感大事)
・企業メッセージと活動の一致
・「認知」「ブランディング」「購買」がきちんとつながっている

そして、この戦略にいたったUZUの想い

「UNFRAME THE BEAUTY」
人種、年齢、性別といったあらゆるフレームをUNFRAMEしよう。

今度、UZUの商品をみかけたときは、UZUの想いに注目してみてみてください!すてきなメッセージがたくさん散りばめられてるとおもいます💗

P.S. UZUの社員って7人※ⅲしかいないことご存じでした?!?!
   コスメランキングにはいるようなブランドの社員は、 
   最低でも100人以上はいるのです。
   この事実を知ってわたしは感動しました。UZUすごすぎ。

※ⅲ「UZUを展開する株式会社フローフシの社員数(2019年3月時点)」
   https://initial.inc/companies/A-32671


▽今回のおすすめ

今回はテーマがUZUなので、UZU愛用品を紹介します!

「UZU MOTEMASCARA NAVY」

これは、ブルべイエベ関係なくつかってほしい!!
わたしの激推しコスメですね。
BLUEではなくNAVYっていうのがポイント!

ブラックマスカラのように一瞬見えるのだけど、よくみると
青が透けてみえるオシャレ度150%の目元が完成します。
白目がなぜかきれいに澄んでみえるんです!!
最近はやりの中国メイクとの相性もよいとおもうので、
ぜひ挑戦してみてください(・x・)♡

あと、UZUのHPに「マスカラとの出会い」というメッセージが
あるのですが、きゅんきゅんしたので、ぜひみなさんにも読んでほしい▽

僕たちとマスカラの出会い

マスカラは何のために生まれたのか。
誰を喜ばせたくて生まれたものなのか。
それを知ることが僕たちのマスカラづくりのはじまりでした。

今から106年前の1913年アメリカ。
薬剤師の兄が妹のために、妹の恋する人が振り向くことを願って、まつ毛にワセリンと石炭粉を混ぜたものを塗ったのがマスカラの起源だとありました。

はじめてこれを知った時、
マスカラは誰かと誰かの思いを繋げるためにこの世に生まれたもので、
とてもピュアで素敵だなと感じました。
“モテマスカラ“は、このマスカラの起源から名付けられ、2011年2月14日に誕生しました。

異性からちやほやされる、媚びを売る。
“モテ“にはこのような印象を持つ人も多いかもしれません。

でも、誰かに愛されたいと思うことはとても素晴らしいことで、それは異性とか同性などにもよるものではなく、そのすべてのはじまりは、自分自身を好きでいることだと考えています。

“MOTE”がいつか世界中の人たちにとって、自信と誇りを持って自分自身を愛すること、そして人と人、さらに人と人を超えた、心の繋がりを表現する力を持った1つのメッセージになることを願っています。

UNFRAME THE BEAUTY                     
                                                              https://www.uz.team/jp/motemascara/

マスカラつかうときのテンションが上がりそうです。ありがとうUZUさま。



<引用>
※Title PIC UZU PRESS RELEASE  2019/6/24
https://www.uz.team/jp/news/press-release/press-release-20190710.html?fdid=news

<参考>
UZU PRESS RELEASE 2019/3/1
https://www.uz.team/jp/news/press-release/press-release-20190302.html?fdid=news
日経新聞 2019/3/14
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42430860T10C19A3TJ1000/
FASHIONSNAP.COM  2019/7/10
https://www.fashionsnap.com/article/2019-07-10/uzu-mascara/
FASHIONSNAP.COM 2019/6/5
https://www.fashionsnap.com/article/2019-06-05/uzu-interview/ 
PR TIMES  2019/1/1
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000010744.html
PR TIMES  2019/4/22
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000010744.html

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