4/19 コンプレックスを剥がしに

歯科通院の日。

自分で検診予約をしたにもかかわらず、「今日歯医者か〜」と思うと、めちゃくちゃ憂鬱だった。
歯科検診は、自分の日常生活における歯への意識を問われるというか試されるというか、「ちゃんとやってる〜!?」と厳しめの面接を受けているような気持ちになる。幼少期から思春期までで、歯や口周りに関するトラウマになるような出来事が頻発して、それ以来口周りをずっとコンプレックスのままにしてきてしまったせいもあって、自分ではきちんとケアしているつもりでも、足りていないのでは、という疑念が抜けない。
健康診断は別にそんなに怖くないんだけどな。歯科検診だけ怖い。

検診結果は、虫歯が見つかって、しばらく通院することになった。やっぱりちゃんとできてないところがあった。しかし、お医者さんの「自分ではケアしづらいところなんですよね」というフォローに救われた。ダメなんだけど。でも早い段階で見つかってよかった。きちんと治す。

今日は、ホワイトニングの相談に行った。コンプレックスをコンプレックスのままにしないで、時間やお金をかければ解決できることなら解決しよう、という試み。コンプレックスを素直に自分に貼り付けたままにしてきたけれど、「いや、剥がせるんじゃない?」という気づき、からの、行動。「気づくのが遅いよ!」というセルフツッコミもありつつの、でも気がつけてよかった。気がつかなかったら、直せるはずのコンプレックスと添い遂げるところだった。
きちんと説明を受けて、疑問に思ったところは質問もして、納得して、お願いした。施術は別日であらためて、で、施術には時間がかかるから予約できる日が限られており、結局施術日は少し先になった。どれくらいかわるかな、期待。

以下、歯科もろもろ。

歯科で、横になって口を開けて、口の中にいろいろ突っ込まれているときの、『抵抗しても無駄』感、すごい。いや、抵抗する気はないのだけれど。無力感というか。やる気が根こそぎ持っていかれる感というか。

ぼんやり、自分の顎周りのレントゲン写真を見ていたら、『顎が尖っている』『顎が細い』『顎が丸い』『顎が四角い』『顎がしっかりしている』などの表現が突然しっかり理解できた。今まで「あの人顎が尖ってるねぇ」と聞いても、「顎なんてみんな尖ってるじゃん」と思っていた。違った。本当に顔の下部の先端の形のことを言ってたんだな、と。「なるほど!!?」と理解ができて、衝撃を受けた。わたしの顎は、丸くてしっかりしていた。

コロナ禍の間、布を被されていたぬいぐるみたちが、ついにいなくなってしまった。ぬいぐるみたちがいたところには、何に使うのかはよくわからない医療機器的なものに置き換わっていた。勝手に癒されていたので、残念。どこにいってしまったのだろう。
受付部屋にある「ご自由にお読みください」だった本棚にも、いまだに布のカーテンがかかっていた。もう復活しないのか、まだまだ復活には時間がかかるのか。
不特定多数が触るもの、に関して、まだまだコロナ禍前のような状態には戻らないな、と見ていて思う。まだアクリル板の仕切りを使っているところも見かけるし。コロナはともかく、なんやかんや流行り病の話は聞くし。戻るには、もう少し時間がかかるのかなぁ。




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