"悪徳企業への投資専門" Forbesが評価した謎のベンチャーキャピタル
・Vice Venturesとは
Vice Venturesはアーリーステージの投資を主とするベンチャーキャピタルファンドです。
しかし、他のベンチャーキャピタルとは決定的に異なる点があります。
それはVice Venturesが「悪」への投資を専門としていることです。
一般的に、多くの投資事業者は倫理的な理由からアルコール、大麻、タバコ、ギャンブル、アダルトにまつわる分野への投資は行わないという方針をとっています。
ここ数年「ESG投資」の普及によってこうした流れは年々加速しています。
しかし、ViceVenturesはこの流れに商機を見出しました。
ViceVenturesはあくまで法律の範囲内で「表面的には”悪”とされている産業の中で、偏見を克服し、優れた収益を得るために努力する”良質な”スタートアップへ投資を行う」という理念を掲げています。
・投資実績
・悪徳ファンドの黒幕は誰?
この異色なファンド「Vice Ventures」の黒幕(創設者)は、なんと女性です。
創設者のキャサリン・ドッカリーはニューヨーク大学を卒業後ウォルマートの投資部門などを経て2018年にVice Venturesを立ち上げました。
投資事業に携わるうちに、一般的なファンドの投資対象には多くの制約が設けられていることを知りました。特にアルコールは高い収益を上げるのに好まれる投資対象ではありません。キャサリンはそこに目をつけ、ファンドの立ち上げを決めました。
2023年時点で30歳になるキャサリンは、過去に米フォーブスの「世界を変える原動力UNDER30」にも選出されており、世界的にその影響力が評価されています。
・日本市場はブルーオーシャン
さて、日本にViceVenturesのような”悪徳ファンド”は存在するのでしょうか。
大小の規模を問わず、様々なベンチャーキャピタルファンドが存在する日本ですが、2023年現在、このようなコンセプトのファンドは存在しませんでした。
しかし、「HENTAI」という言葉が世界的な公用語として波及している事実がさす通り、日本は特にアダルト産業のポテンシャルが非常に高いです。
アダルトグッズの「TENGA」も世界65か国以上で販売されています。
ファンドを興すという行動力さえあれば、この高いポテンシャルを秘めた広大なブルーオーシャンを総取りできるのではないでしょうか。
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