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ジャパンハートでの1年間と今後のこと

2019年6月26日をもって特定非営利活動法人ジャパンハート カンボジアでの1年間のボランティアの任期が満了いたしました。

ちょうど任期満了日に開催した竣工式では、これまで応援いただいた方々を呼ぶことができて、本当に幸せでした。1年間辛いこともたくさんありましたが、1日で全てが救われた気持ちになりました。

本っ当にいつも周りの方には応援いただいて、クラウドファンディングに挑戦した際にはたくさんの方にご支援いただきました。本当にありがとうございました。

今日は1年間の結果を自分なりに報告いたします。

客観的な成果と言えること、そうでないこと。
内面的にスキルがついたこと、これからの課題。

本当にいい経験をした1年だったので、忘れないように書き記しておきます。


成果として捉えられるもの(いい結果、できたこと)

・計8回の講演会登壇

・6200万以上の資金調達

・給食施設完成

・スタディーツアー開催

・初海外長期滞在で環境に適応できた

今の自分に何ができるか、何をしたら一番成果を残せるか。と考えた結果、広告塔的なポジションで動くのが一番だと思い、色々と活動して来ました。
8回の講演に登壇するまでに100人以上の人とお会いして、思いを伝えました。計500人以上の方に講演を聞いてもらうことができました。
施設建設の事も序盤は沢山考えました。厨房を0から設計することで、調理施設における導線の作り方は少しわかった気がします。料理人としても違った視点で少しはレベルアップしたと思います。

カンボジアの田舎で1年間ゴザに蚊帳はって寝る生活をしましたが、特に大きな問題はなく適応できたので、今後はどこでも住めると思います。

全てにおいて、0から成果を出すために行動したプロセスの1つ1つが自分の力になり、学びになりました。今から思うと全てが尊いです。


でも実際、いいことばっかりじゃないんですよね。やはり、担当領域に未経験の人間が未経験の事業を1年で立ち上げるのには難しい点が多々ありました。自分が思い描いていたものよりもギャップが少しあり、終盤は正直落ち込んでいました。

成果でないもの(悪い結果、できなかったこと)

・自分が立てた計画がズレて、給食施設がオーバースペックになってしまい、後任の方に計画の調整、施設レイアウトの調整をしていただかないといけなくなった。

・施設建設、資金調達、広報に力を入れる一方で、現地人との交流をあまり行えなかった。

挙げだしたらきりがないほどありあます。ですが、まあ大きく分けたらこの二つ。いつも近くには助けてくれる方がいて、メンタルも仕事も助けてもらってばかりの1年間でした。(迷惑ばかりかけて、ジャパンハートのみなさんごめんなさい!)

後任に経験豊富な管理栄養士の方がきてくださっていて、その方にこれからの事業は安心してお任せできます。こんなこと言ったらその方に怒られますが、本当に経験のある方に来ていただけて良かったです。

「自分じゃなくて、この方に立ち上げもやってもらったら良かったんじゃないか」

と自己嫌悪に陥ることも多々ありました。っていうかこれはずっと思ってます。

ですが、自分だからできなかったことがある分、自分だからできたこともあるんじゃないかと思って、自分を認めてあげるようにしています。


一年でできるようになった事

・パソコンを扱えるようになった(資料作ったり、メールでやりとりできるようになった)

・人前で話すことが得意になった

・本を読むようになった

・日本人以外の人とコミュニケーション取るのが怖くないと気付いた

挙げてみると。以前の自分のできなさにびっくりしますが、これらは結構デカイ進歩です。特に人前で話す練習は人一倍したので、自信つきました。こんな活動でもしてないと、講演会することもなかったと思うので、本当にいい経験させてもらいました。

1年終わってみて 感想

まとめると…。悔しい気持ちと、達成感が半々です。
なんだろう、後悔先に立たずってやつですね。この悔しさを次にぶつけたいと思います。できたこととできなかったこと。たくさんの挑戦と挫折を繰り返しましたが。なんとか施設が出来上がってくれて本当によかったです。

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人から思いやり(寄付)を託されてそれを形にして行く作業。本当にやりがいがありました。


1年間で1番の収穫

結局、人間本気でやればできないことないんだな。と体感できたことですね。物事の成功まで持って行くプロセスがわかったというか、努力の仕方がわかった気がします。

そういう意味でいうと本当にやってよかったなー。と

これからも一番自分が熱量を投下できる事を選んで、自分なりにやっていきたいと思います。


今後の話

ジャパンハートとの関わり方で言うと、今までより確実に減りますが、これからも本業の傍ら、お手伝いしていきたいと思っています。
せっかく作った事業なので、自分のできることはやりたいなあと。

次の進路は飲食に戻ります。

カンボジアの日本食グループ FooLab Groupに就職します。

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SuShi LaB (豊洲から魚を仕入れている高級寿司屋)
SaKaNa LaB (ビール0.5ドルの綺麗でうまい和食居酒屋)
・NiGiRi LaB (SuShi LaBより少しカジュアルな寿司屋)※2019.6.20 open予定
の3店舗をカンボジアで営業している、国籍問わず在住者に人気のグループです。

自分は7月中旬から就職し、まずSaKaNa LaBに入ります。
10月にopen予定のRoBaTa LaBという炉端焼きを中心とした居酒屋の店長を任せてもらう予定です。(焼き物の勉強をまた一からしているところです。)

先日お店のロゴが出来上がったようです。

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1年間、常に飲食以外の違う道も模索していましたがやはり、飲食店に立つことが、純粋に大好きなんです。人に喜んでもらうことが心底好きなので、それが原動力ならなんでもやれます。

次の進路も、自分の中では本当に大きい挑戦です。

常に背伸びしたことに挑戦する分、つまづくことも多いですが、一番成長できるところで、たくさん汗をかいて、たくさん挑戦していきたいと思います。

今できないことも、やらないといけない状況に身をおくことで最速でできるようになる。と思っています。

(英語の自信がないので6/30~7/13まで2週間フィリピンへ留学行ってきます。)

これからも野村をよろしくお願いいたします。

プノンペンに来る際は連絡もらえると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


※竣工式の様子をおすそ分けです。

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ジャパンハートのみんな、最後に花を持たせてくれて本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

#ジャパンハート #国際協力 #カンボジア

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