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ゴースターン

ゴースターン
(Song:くり/Lyrics:tmrr/Music:Miyuki/Arrange:丸山しんぺい)

まぜこぜでイヤなきもち
いざこざでズルいことば
たじたじでダメそうなモノクロームの午後

むちゃくちゃにつよいカラダ
はちゃめちゃにでかいタイド
ぐちゃぐちゃなジャンクション渡りきれたらなあ…。

つまり、もしも、えーっと、でも、
やばい、とかく、どうしようもない
でもね、だけど、「ホント」なの

ステンドグラスでさえ"バイアス"になっちゃうの?
なるほどはほどほどにして、まず一歩

むしむしとアツイ陽ざし
まじまじと見てるアイツ
ごしごしとメラミンで削りとれたらなあ…。

いつも、これぞ、トーゼン、でしょ、
ほらね、そして、やっぱりさ
ゼッタイ、だから、「ウソ」っぽい

カレイドスコープさえ"ユージューフダン"なの?
反時計まわりそれなり、もう一歩

ミラーボールでさえ”シールド”になっちゃうの?
反時計まわり きらめくの…

渡りきれなくても削りとれなくても
ゴースターン!それだって次への一歩 

去年は20曲も楽曲制作に携わったというのに今年はPCの俳句曲を入れてこれで3曲目の作品らしい(俳句曲はそれぞれ1分しかないから、実質1.5曲ぐらいかもしれない)。実は曲自体は2020年12月に完成していて、歌詞を書いたのは6月ごろ。実に半年の期間を要した。

くり氏はハロプロ(やアイドル)好きで、みゆきさんは彼女が挙げた「好きな曲」(100曲ぐらいあったと思う)を聴いてから作っていた。みゆき節が至るところに散りばめられていて曲としての完成度が高くすぐに気に入ったが、すでにキーが高いのにラスサビで転調するあたりやはり人間の歌唱を想定していない(くりちゃんは歌えているけど)。編曲に関して過去ログをたどると、もともと「エレクトロニカの音色」を想定して作られたようだが、「コード進行とメロディが饒舌」なので「シンプルな音作り」をされた結果こうなったようだ。導入や鐘の音など、ツボをおさえた音作りには毎度感動する。

実は、もともともう少しダークに振った歌詞を当てるつもりだったのだが、「誰かを応援する歌をうたってもらいたい」という話だったし(曲からもその思いがちゃんと伝わる)、影の部分は少しだけ(入れはする)にして、極力平易でわかりやすいメッセージソングに仕立てた。「ゴースターン」という言葉に出会ったのは幸運だった。くりちゃんのストレートな歌唱も素晴らしい。そして、やはりチームみゆきはいい仕事をするチームだな、と自画自賛。

ひねくれ者も30年つきあえば伝統芸能だけど、きれいなものはきれいと受け取りながら、後ろ向きにでも進んでいきましょう。みなさまに少しでもプラスがありますように。

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