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デュエルマスターズが楽しい時


その1

「対戦よろしくお願いします」
「お願いしまーす」

俺の名前は華笯火来男(カード ひくお)。今日も楽しくデュエマだ!

「卑屈男、今日なんのデッキ使う?」
「うーん超越男コントロールかな……って名前違うわ!」
「大体あってりゃいいじゃん」
「発音も微妙に違うし第一俺ら活字の世界わからないだろ、文字にしないとわからないボケやめろよ」

こいつは千明治亜季(チア チアキ)。いつも変なデッキを使ってくるけどイケメンで、ストロベリーフラッペを好んで飲んでいる(なんで?)。

俺と治亜季は週に一度は2人でデュエマをする仲だけれど、俺はあまりプレイングがうまいほうではないし、いつも治亜季に負けてばかり。

だから。

今日こそは勝つ。

そのために用意したデッキは「墓地退化」。アナカラーの強み、すなわちデドダムとジルコンのリソース力と、バルカディアNEXのフィニッシュ力。4ターン目に勝負を決める事も可能な、現在大活躍中のデッキだ。

「それでは!」
「レッツ、ヴ◯イスシュバルツ!!」
「違うよ!?」
「クロック6枚か、厳しいな」
「WSとしてはいいんだけどもデュエマと絡めちゃいけないよそれ!?」

まず、自分の手札を確認しよう。
デスマーチ、デドダム、バルカディアが各一枚づつ、そして地龍神が2枚か。よくもないけど悪くもないかな。
さて、どうやって退化させるか……

「あ、俺先行だねチャージ1マナラッキーダーツ」
「???」
「シールド選んでッ」
「じゃ、じゃあこれで」
「あオールデリート」



楽しいぜ!

デュエル•マスターズ!!



その2

「しゃっしゃっ。今日こそそそ勝つぞお前に。倒置法だ」
「いかんダーツデリートの衝撃で脳みそがゼリーワームに」
「しゃしゃしゃ」

今度は「赤緑アポロヌス」だ。
圧倒的速度にプラスし、カチコミ入道のお陰でメタの心配もしなくて済むし、さらにGストライクも効かない。最近入賞が相次いでいる期待の新生だ。

「それでは!」
「デュエル!!」
「んーセーフか?ギリギリアウトだ!白井判定!」

よし初手は悪くない。治亜季はコントロール系のデッキのようだし、はやめに詰めよう。

3ターン目。
アポロヌスの効果でワールドブレイクじゃあ!!

「あトリガー4枚、ヴァイモデル2枚とクロックとディスタスゲート」



うー!!

デュエル、マスターズ!!!!!



楽しいぜ!

デュエル•マスターズ!!



その3


「今日こそは」
「あドルガンバスターレックスアルモモ」




その4

「ちょっとその3が適当になってますよ」
「なんか作者が疲れたらしいぜ」
「じゃしょうがない。俺らも作者あってこそだしな」
「でももっとちゃんとやれよとは思うぜ。最近記事の伸び悪いらしいじゃんか」
「痛いとこつくなぁ。ところで、俺って火来男?治亜季?」


今度は「青魔道具」。魔道具呪文を連打し、ガリュミーズを唱えて一気にフィニッシュだ。

「それでは!」
「デュエマ、スタート!」
「おっ今回は真面目か」
「この後ボケようと思ったら思いつかなかった」

おっと、初手に新世壊がないな。でもまだ大丈夫、慌てず2ターン目にはゴンパドゥ。3枚チェック。

よし、ちゃんと新世壊も引けたな。

「3マナ、カイタイで」
「……」
「おっ新世壊あるじゃんラッキー」
「……」



カモン、オーライ!!!!!!!



いやもう王来じゃないじゃん!!





その5

今日は赤単速攻。我我我の打点形成力に勝てるものなし!!


「今日こs」
「あっトリガー光魔の鎧」
「えっ」


「じゃあ神の試練とお清めで無限ターンです」
「……はい」
「勝ちでいいですか?」
「……はい」




終わり。

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