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未来に思いを馳せて、過去を大切に

今日は家族で桜ピクニック、桜の花は終わりのようで散りはじめてました。これはこれで見事な桜吹雪に癒された今日です。朝はおにぎりを作り、ほか食べるものは適当に家にあるものや道中で買いこんで、桜の下にレジャーシートを敷いてお昼ごはんにしました。

今日のおにぎりの具は、味噌開きしたばかりの麦みそを使ってみたいと思ったんです。どんな具にしようかなと考えていたら、金沢のお味噌汁食堂「そらみそ」のツナくるみ味噌が美味しかったのを思い出しました。真似て作ってみたら、わたしの思惑通り成功だったようです。ツナの旨みとくるみのコクと食感、爽やかな塩気の麦みそ(麦みそはもう少し足してもよかったかも)。その組み合わせは白飯と海苔に合い、食べればあっという間に完食するほどでした。夫からも好評だったので、これからの我が家の定番にしようと思います。

おにぎりを頬張りながら、ふと思い出したのは、自分の運動会で食べたおにぎりのことです。20~30年前のことだからハイカラではなく、シンプルに塩だけで漬けた酸っぱい梅干し半分とアジシオごはん。その塩にぎりに海苔が巻かれているかとろろ昆布がまぶされてたものでした。

これはこれで梅干しの旨さが出て美味しくて、頬張っていた記憶が蘇ります。息子にもいつか、けれどアジシオはわたし的にはなくても大丈夫な気がするから祖母の味として、母の味としてこれからどう握るのかが楽しみです。未来を楽しみに待つことができる、それが当たり前ではないことも娘から教わりました。

朝は少し感傷的にもなっていたんです。哀しみが癒えるには、まだまだ時間がかかるのだと実感しています。わたしにできることは、喜怒哀楽を大切にすること。そして、ありがとうの反対語が当たり前だそう。今日も心のなかにいてくれてありがとうと伝えて、仏壇に手を合わせようと思います。



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