「ていねい過ぎない暮らし」を、楽しみたい

松浦弥太郎さんの「今日もていねいに。」が、すごく好きだった。

出会ったのは、4年くらいまえに友だちにオススメしてもらったときのこと。

何度か読んでいたら、センター試験まえの使い込んだ参考書みたいに括弧でくくりマーカーで塗りつぶし、ページの端を折るドッグイヤーをあきれるほどしていてビックリした。


「目覚まし時計を一時間早くセットしましょう。」
「いつもの自分と違うことを、今朝は何か一つ試しましょう。」
「誰かのために、そして、自分のためにも、まずは簡単な朝ごはんをつくってみましょう。」

そんな風に、この本の中には自分と向き合いつつ日々の暮らしを豊かにするための知恵があふれている。

毎日の生活を鮮やかに彩るちょっとしたヒントが散りばめられていて、小さくてさりげないことにどう向き合うかが人生を大きく変えていくのかもしれないと思った。


だけど、日々の暮らしを味わい大切にできるのは、対をなす「ハレ」の楽しみごとがあるからこそだと、最近は思う。


私はていねいな暮らしを愛するパリピだ。

いつも更新を楽しみにしている隠居系男子というブログに、
自分にとって納得感のある「ハレ」と「ケ」のバランスを見つけ出すことが大切
と書いてあるのを読んでそう思った。

実はどこにも、パリピ100%の人もていねいな暮らし100%な人もいない。

人のことを知ろうとするとき、私たちはついついラベリングしてカテゴライズしてしまう。その方が手っ取り早いから。

だけど、いつも「ウェーイ」と叫んでいる人がいなければ(そんな人がいたらちょっと怖い)、お茶をゆっくりと淹れる穏やかな時間だけを過ごしている人もいない。

一人ひとりが自分にとってちょうどいいところで上手くバランスをとっているのだと思う。


先ほどの隠居系男子は、こう続く。

どの程度の「ハレ」と「ケ」のバランスが自分にとって丁度よくて、納得感のある状態なのか、それを見つけ出すことの方が大切なのだろうなと。(中略)自分の中でカチッと音がするようなバランスを追い続けること。

20代前半の私は、自分にとっての幸せを探し求めていた。

道中では、朝活や勉強会・本屋さんが開催していた部活に飽きることなく顔をだすことがあれば、そのとき欠けていた「ていないな暮らし」に憧れて松浦弥太郎さんの生活を真似してみたこともある。

30才を目前にしてようやく落ち着いてきたなあと感じるのは、ゆらゆら揺れ動きながらもバランスを上手にとれるようになったからなのかもしれない。


***

忙しさにかまけて食事を疎かにすれば身体が悲鳴をあげるし、好きなものだけ偏って食べていても調子を崩してしまう。だから、健康で美しくあるために色んな栄養をきちんととるのが理想だなあ、と思う。

そういう理想を実現するのはいつだって簡単じゃないけれど、わくわくするハレをぽつぽつ取り入れながら、ゆったりとした自分だけの時間もしっかりとってヘルシーな生活を送る。

そうやって、自分にとって心地よい「ていねい過ぎない暮らし」を楽しんでいきたい。

それから、パリピだなあと思う人やていないな暮らしを愛する人に出会ったときは、その人の反対側を想像したい。みんなそれぞれの形で、ちゃんとバランスをとってるんだよ。


去年の夏のハレな思い出は、阿佐ケ谷の七夕祭りで「カフェバーPATERS(ぺーたーず)」のみんなと浴衣に下駄で踊りながらビールを販売したこと。すごくすごく楽しかった!



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ひらともや

Webデザイナー&コーダー(2019年2月〜) ← 整体師 ← 業務系エンジニア/コーディングちょっとできる。webマーケティングとwebデザインの勉強中。パンとコーヒーと本が好き。

パンとコーヒー

ゆったりとした朝にほっとする文章を。16人のライターで書いてるエッセイ集です。更新もゆるいです。
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