皆様お久しぶりです。
本日の日銀金融政策決定会合にてマイナス金利政策の解除が決定されました。
-0.1%としていた政策金利を0~0.1%に引き上げることや、YCCの廃止、ETFなどの買入終了も決められ、これまでほぼ日本だけが継続していたマイナス金利をはじめとした大規模緩和政策は大きな転換点を迎えたこととなります。
　足元の日経平均株価は2月にこれまでの最高値を更新し、3月4日には4万円台に到達しました。緩和的環境は継続するものとみられ、今日(3月19日)の日経平均株価も後場に大きく上昇し40,003.60円で取引を終えています。
金利上昇にネガティブに反応する不動産やJ-REITも大幅に値段を上げており、今日の断面では今後も緩和的環境が継続するとの見通しをポジティブに捉える向きの方が多いように見えます。
　過去の記事の通り、筆者は売らないつもりで株を買うことを基本にしていますので、このような出来事はほとんどノイズのように捉えてはいますが、社会人野球投資法においては鉄鋼や鉄道を始めとした固定費が非常に大きい業種が多く、マイナス金利が解除されたとはいえ低金利の状態は継続されることは保有銘柄に対しては基本的にポジティブであるといえます。

　さて、日経平均株価が4万円台に到達したこの3月は社会人野球シーズンの始まりでもあります。
社会人野球のシーズン開幕を告げるJABAスポニチ大会の観戦に行ってきましたので、ここからはその感想です。
そもそもJABA大会って何？という方のために少し解説しますと、企業チームにとっては夏の都市対抗と秋の日本選手権が2大大会と言われているのですが、この他に各地区の組織が主催する大会があり、一部の大会は優勝すると日本選手権出場権が与えられる大会となっています。そのうち最初に開催されるものが今回のJABAスポニチ大会というわけです。
ここで優勝すれば日本選手権一番乗りというわけですね。(まだ都市対抗の一次予選も始まってないのに…)
　ここでは3/9に等々力球場で観戦した試合の感想をだらだらと書いていきます。

第1試合　ENEOS○6-1●Honda熊本

　山﨑錬・度会と4番・5番が抜けたENEOSでしたが、序盤に相手先発の横川を相手ミスにも乗じて捉え先制、投げては先発加藤が好投し逃げ切りました。
Honda熊本はエース片山に続く投手が課題ですが、自慢の強力打線が不発だと一気にこのような一方的な展開になってしまいますね…。守備にもミスが多かったのも今後の課題です。
対するENEOSは得点自体はそれなりに取ったものの、相手ミスによるものも多く、得点ほど打ったという印象はありませんでした。こちらは投手が強力なだけに打つ方が課題でしょうか。

第2試合　JR東日本○5-4●JFE西日本

　JR東日本がJFE西日本の猛追を振り切り5-4で勝利。しかしJR東日本は相変わらず投手がちょっと怪しいですね。昨年の都市対抗でも予選から先発が全く役割を果たせない試合が多かったのですが、今回はリリーフがちょっと厳しいピッチングでしたね…。ちょっと心配です。
　JFE西日本は3番土井、4番綿屋に迫力を感じました。昨秋の日本選手権でもベスト8入りしていたあたり、確実にチーム力は上がっているように見えます。
なお、JR東日本は1→3の株式分割が予定されており、現在100株持っている方は分割後に100株買い足して400株とすると、長期保有者特典も合わせると400株(分割前の133株)で株主優待の割引券が3枚貰えることになります。やったね！
　ところでJR東日本はスポニチ大会でもチーム券とタオル配ってました。JR東日本のタオルはなんぼあってもいいですからね。

第3試合　日本通運○5-4●ニチダイ

　NXホールディングス株は最近買いました。配当結構良いんですよここ。
日通は4番を打っていた森松が引退し、新しい4番を誰が奪うか非常に楽しみなチームです。
打つ方は北川はじめそれなりに効率的に加点していったのですが、投げる方ではエース古田島がプロ入りしたこともあり、やや全体の質が落ちた感があります。結局スポニチ大会決勝もHondaにコールド負けしてしまいましたしね。
　ニチダイは強豪相手に一歩も引かず試合を展開したと思います。近畿地区は都市対抗予選も厳しいですが、ぜひ全国大会でも見てみたいチームです。
ところでニチダイは京田辺市に本社のある精密鍛造金型の会社です。自己資本比率も高く、健全に経営している会社に見えますので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
　この試合は日通もチーム券を配っていましたが、チアバルーンとタオルもついて大盤振る舞いでした。(絶対日本選手権の余りやろってのはあるけど)
日通のタオルは家にいっぱいあるので、そんなに何枚もいらないのですが、配ってるとついつい貰っちゃいます。

　この日は3試合とも保有銘柄が勝利し、大会の最終的な結果としてもHondaが優勝し日本選手権出場権を獲得しました。
今後も保有銘柄の活躍を期待するとともに、私もまだ保有していない会社についても勉強して手を広げていきたいところです。
具体的には分割後のJR西日本狙っていきたいですね。