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持つべきものは友人

10年以上付き合いがあり、かついまも頻繁に連絡を取り合ったり地元を出てからも機会があれば会う友だちがたくさんいる。
この友だちの集まりを以下「寒色会」と呼ぶ。

寒色会はわたしともう1人の友だちで発足した。現在も寒色会に属する友だちは同じ短大に進んだ子も多く、ひとり就職したわたしは友だちと会う機会が激減していた。
2人で遊んでいたとき、それがさみしいみんなと遊びたいとぼやいていたところ、その子が「じゃあ同窓会しよ」と提案してくれたのが始まりだった。
ちなみにこのときまだ卒業して半年経っていたかどうかである。
それは果たして同窓会なのか? となったためなにか会の名前を考えようということで寒色会と名付けられた。

事情を知らない人にはなぜそこで寒色なのかというほど飛躍した名付けである。
理由はかんたんで、当時我々は仮面ライダー電王にどハマりしておりその子がウラタロス、わたしがリュウタロスという寒色のイマジンがめちゃくちゃ好きだったからというだけだ。
そういう独断で名付けられた会だったが、まさかいまに至るまで会が残るなんてあのときは考えもしなかった。

わたしはいまでも、あの寒色会ができた瞬間の雰囲気をなんとなく覚えている。その子の部屋で(電王の)同人誌を読みながらだらだらと過ごしていた時間と、窓から入る日光の明るさ。
その前後のことはほとんど覚えていないけれど、あの部屋の中の雰囲気だけはいまも覚えているから不思議だ。

昨日、その子が結婚した。
わたしは二次会から参加したけど、めちゃくちゃ楽しくておもしろいその子らしい二次会でずっと笑ってた。
先月行ったTDR旅行も、卒業10周年記念として寒色会で行ってめちゃくちゃ楽しかった。

この10年、寒色会にはへんなイザコザもなく会えばただ楽しくておもしろくて、自分ってめちゃくちゃしあわせだなといつも感じている。

みんな優しいから、わたしみたいな人間とも仲良くしてくれるんだなとずっと思っていた。
けど、優しいだけでは10年も付き合いは続かないことをいまはちゃんと理解できている。
みんなが優しいのは本当のことだからすごくいいなと思うし、わたしも同じくらいみんなに優しくいたいなと思う。

あのとき、へんに意地や見栄を張ったりせず「さみしい、みんなと会いたい」と言葉にして本当によかった。
そしてそのあともずっとみんなを引っ張ってくれた廻さん、本当にありがとう! お幸せに!
あと色紙を用意してくれたこけしちゃんもありがとう! 英語で「cold colours club」と書かれていたのオシャレすぎて笑った!!

寒色会のみんな、これからもよろしくね。

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