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自分なりに頑張るということ

おはようございます。
るりです。

これを書いているのは朝5時です。
久々に早朝覚醒してしまいました。
まあそんな日もあるよね。

周りのものが大概まだ寝静まっている中で
ひとり考えていて思ったのですが
私は「以前の私に近づけた瞬間」を
成功体験として切り取っている気がします。

例えば、学校に登校して(といっても1時間だけですが)
今日はよかったな、と思える日と
今日はダメだったな、と落ち込む日の違いは
私がクラスメイトの前で
以前の私のように元気に振る舞えたか、なんです。

それも成功の定義として
間違ってはいないと思うんですけど。
でも、その定義って
自分で自分を息苦しくしているのかもしれない、
と気がつきました。

以前の私は
人からの期待に応えることに
執着しすぎていました。

親や学校の先生は、今の
成績がよくて活発に課外活動に取り組む私を
可愛がってくれている。
だから絶対、ここから変わっちゃいけない。
変わるならもっと成績がよくなって、もっと活発にならないと。
毎日辛いけど、この今の私は
なんとしてもキープしなきゃいけないんだ。
そんな呪いに縛られていました。

今ならわかります。
きっと親も先生も
成績がよかろうと悪かろうと
課外活動が客観的に見てすごいものであろうとなかろうと
ただ、私が
私なりに頑張っていれば
私を可愛がってくれていただろうと。

でも、私は
「私なりの頑張り方」が
わかりませんでした。
だから誰にでも通用するような
わかりやすいステータスに執着していたのかもしれません。

それが、病気になって、
受験生として頑張る同級生の中
病院の中で2ヶ月を過ごすことを余儀なくされて。
奇しくも、強制的に
私なりに頑張るということをさせられました。
テストは受けることすらできず、
課外活動も全て休止しました。
そして、その中でも変わらず私のことを思ってくれる
親や先生の存在に気がつきました。

それなのに私は、
まだ以前の私のイメージを守ろうと
必死になっている。

昨日、久しぶりに学校に行きました。
休み時間、教室ではクラスメイトが
世界史の問題を出し合っていました。

やばい、何一つわからない…
みんなが「これは基礎だよね」みたいなテンションで言っていることも
全く覚えていない…

私は笑いながら
「やばい、何一つわかんない」
と言いました。
知っているふりをして
周りに同調することもできた中
素直に「わからない」と言えたのは
成長なのかもしれません。
一方で、周りは学校に来ていない私が
勉強についていけていないことなどとっくに知っていて
笑って自虐する私は
痛々しく見えたかもしれません。

この対応がよかったのかどうかはわかりませんが、
とにかく友達は
ナントの王令とは
アンリ4世が新教を認めた勅令であることを
教えてくれました。

これは
直接教わったから
1日経った今でも思い出せる。
こうやって書いて、出来事にしたから
多分ナントの王令は
これからも忘れない。

まだ私には
理解する力も
覚える力も
ちゃんと備わっていたことに気がつきました。
ひとつひとつ勉強して、
ひとつひとつ身につけていけばいい。
11月の
高卒認定試験、
チャレンジしてみようかな。
ふと、そう思えました。

その夜、母と
『逃げるは恥だが役に立つ』を観ていたら
星野源がこんなことを言っていました。

「できないと思っていたことが、できる。
世界がひとつずつ、広がっていく。
僕が職を失っても穏やかでいられるのは、
今ここにある世界を信じられるからなのかもしれない。」

ものすごく共感しました。
いや、気づきを得ました。
私が留年だのなんだのに焦っていたのは
今ここにある世界を信じられていなかったからなのかもしれない、と。
病気になったから、できたこともすべてできなくなって
世界がこれ以上広がることはなくて、むしろ狭まっていくばかりで
自らもギリギリの状態でそれにどう歯止めをかけるか、
そんなことばかりを考えていたからなのかもしれない、と。

でも実際はそんなことはなくて、
できないと思っていたことができることもあるし、
まだ世界はどんどん広がっていけるし、
崖っぷちで転がってくる大岩を食い止めているような私は
幻想だったのかもしれない、と思えました。

以前の私に無理して近づけようとしなくてもいいんだ。
むしろその方が世界は狭まる。
「私なりの頑張り方」が
ちょっと見えてきた気がします。

高卒認定試験の資料請求をしました。
実際に勉強できるか、当日試験が受けられるか、合格できるかは
まだ約束できませんが
うまくいかないことがあっても、
きっと私なりに前進していると信じて
頑張ってみようと思います。
応援していただけたら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました。

るり

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