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スマホでバイクタクシーも呼び出せる、Grab Taxi

 日本では規制もあって普及しないスマホ・アプリでタクシーを呼び出すサービスはベトナムでは爆発的に普及しすでに人々の間で日常的に使用されている。

 様々なサービスが乱立しはじめているが、ベトナムでもっとも広く使用されているのがGrab Taxiである。

 このサービスはマレーシアの人がシンガポールで起業してはじまったサービスだが、ベトナムをはじめ東南アジア各国で普及している。米国のUBER社もベトナム市場で健闘を見せていたが、昨年Grab Taxiに事業を売却して撤退した。それほどこの業界は競争が厳しい。

 使用の仕方は簡単だ。Grab Taxiのアプリをダウンロード、起動して自分のいる場所と目的地を文字かまたは地図を用いて入力し、呼出ボタンを押すだけ。最寄りのタクシーの運転手の顔写真、車両番号、車種に加えて目的地までの料金も明示される。あとはタクシーに乗車したら目的地まで送り届けてくれる。

 既存のメータータクシーでよく起きてきた遠回りされるとか、メーターに細工がしてあって規定料金より多くボッタくられるということもないので安心だ。

 支払いは現金またはクレジットカードが使用できる。支払いに小銭を用意する必要もないので、小銭がないときなど支払いで困ることもない。

 ただ車両の多くは営業車両ではない一般車両なので日本でいえば白タク、若干不安は残る。また料金は距離のみならず、雨天などで需要・供給によっても乗車料金は2〜3倍まで変動するのが難といえば難だろう。

日本ベトナム友好協会東京都連ニュース「ハノイからの手紙」2018年10月号掲載

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