spotifyにおすすめされてやっと聴きました。4536と436に飽きていたところにこのコード進行はしびれますね。

　さてこの曲の最後のコードはキーEのⅠaug/♭ⅦであるEaug/Dですね。このコードの機能については以下の記事で紹介しています。

　作編曲家の田中秀和氏はこのコード「分数aug」を多用しており、曲の最後で使うことも多々あります。

　今回は田中秀和氏の曲で分数augで終わる曲を集めました。

①Ⅰaug/♭Ⅶで終わる曲

　『午前０時の無力な神様』がこれにあたります。『ミスター』と同じですね。解説済みなので割愛します。

②Ⅰaug/♯Ⅳで終わる曲

　『イリタブル』『GO-MA-N-E-TSU』がこれにあたります。

　これはあくまで私の解釈ですが、このコードはⅣM7に対するセカンダリードミナントとして扱われていると思います。ドミナントで終わる曲もそれなりにありますからね。

③Ⅵaug/♭Ⅲで終わる曲

　『ミッドナイトシアター』がこれにあたります。

　これもⅠaug/♯Ⅳと同じように、Ⅱm7に対するセカンダリードミナントだと思います。

④Ⅱaug/Ⅰで終わる曲

　『刀身をやさしくタップ♡』がこれにあたります。またspotifyにはないですが『イリュージョニスタ』も同じです。

　これはトニックであるⅠ7にテンションの9th、#11thを入れて3rd、5thを抜いたハイブリッドコードであると私は思います。#11thが入ることでブルージーな雰囲気になりますね。

　今回は分数augで終わる曲をまとめましたが、いかがだったでしょうか。ぜひこの機会に田中秀和氏の曲を聴いてみてください。

　またほかにも分数augで終わる曲がありましたらコメントしていただけると幸いです。